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持続可能な都市農村交流拠点( 農林漁家民宿) のために99期待・今後の展開現状・課題【参考文献や筆者の現地調査からのとりまとめ】?修学旅行等のホームステイとして活用。?「子ども農山漁村体験プロジェクト」のく....

持続可能な都市農村交流拠点( 農林漁家民宿) のために99期待・今後の展開現状・課題【参考文献や筆者の現地調査からのとりまとめ】?修学旅行等のホームステイとして活用。?「子ども農山漁村体験プロジェクト」のくらし体験を担うものとして期待される。・ 民泊の品質のバラツキ・ 実践者の負担と経済性とのバランスがとれているか。・ 観光需要により,オーバーフローする危険性。・ 一方的な都市ニーズの受け入れによる資源疲労。・ グリーン・ツーリズムにおける「宿泊」の取り扱いを法体系においても整理すべき必要が生じる可能性。?農林漁業を補完する収入源,地域全体への経済効果。?地域の体験型ツーリズムの拠点。?「子ども農山漁村体験プロジェクト」のくらし体験を担うものとして期待される?「食育」への貢献。?宿泊客による農産物購入増が経済効果となっているもの,宿泊業収入が農林業収入を超えるものなど,「副業」から「農林水産業と融合した新しいビジネス」へ。?ふるさとの拠点としての役割:実家が途絶えている,甥や姪の世代になって遠慮があるなどで足が遠のいていた地元出身者が,里帰り時の宿泊先として農林漁家民宿を利用する事例に見られるように単なる「宿泊施設」ではなく「ふるさと」としての役割も大きくなりつつある。・ 「緩和」による「品質低下」。→全国レベルでの「農家民宿の品質保証制度」→品質確保のサポートシステムの構築・ 経営安定(誘客,オフシーズン対策,利用料金設定,後継者確保など)・ 地域内の宿泊機能(定年後の経済的基盤に支えられた地域活動による民宿開業や,アウトドア志向の宿泊施設)との棲み分けと連携。・ 都市部での農林漁家民宿の認知向上・ 地域内での認知向上・ 来訪者側の条件整備としてのバカンス法等の必要性?着地型商品作りがしやすい条件が整いつつある。?規制緩和,弾力的運用を活用し「,企画・手配・調整」を地元で分担する仕組み等により,新たな「余暇市場」の形成が期待される。・ 従来型の観光商品の商慣行,販売手法を適用した場合,「ツアーに組み入れやすい条件が整っているもの」を部分的にピックアップせざるを得ず, 資源消耗型に陥る懸念。(旅行エージェントマニュアル化とのおりあい)・ 適正価格の設定・ インバウンド型旅行業者整備への財政的,人的支援策の必要性。?都市と農山漁村の本音が乖離している状況において,学びあい,理解情勢の機会。?都市部での認知の向上,観光との違いがより分かりやすい形に。・ 体系だった「学びあい」になっていないものも多い・ 全国的な学びのネットワークが必要・ お互いつぶし合う危険性。