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「潜在的失業」状況に関する一考察105年12月に2~3週間にわたって実施した。該当する学生全員を調査対象としたが,調査期間が短期間であったことと,調査員の活動時間に制約があったことから, 調査票を配布したの....

「潜在的失業」状況に関する一考察105年12月に2~3週間にわたって実施した。該当する学生全員を調査対象としたが,調査期間が短期間であったことと,調査員の活動時間に制約があったことから, 調査票を配布したのは在籍学生のうち, 2年生でゼミ履修者138人のうちの112人( 81.2%),3年生ゼミ履修者128人のうち96人( 75.0%), 4年生ゼミ履修者149人のうち59人( 39.6%)であった。そのうち回収率は,学年不明の3人を除き,2年生で77.7%,3年生で67.7%,4年生で59.3%であった。調査が卒業論文の提出が間近に迫った時期であったことから,特に4年生への配布率,回収率が低くなった。(2)調査方法 本調査では,調査員が各ゼミの担当教員に調査依頼をしたうえで各ゼミを訪問し,作成した調査票(資料を参照)を配布し,趣旨説明した後,留め置き,ゼミ終了時あるいは後日回収するという方法をとった。(3)調査項目 まず第1に,基本項目として学年,性別,出身県・地方などの他,自己評価(長所) や自己アピール( 資格の有無やその内容など),大学生活における目標などについて質問している。 第2に,進路希望に関する項目として,希望する進路や職種や業種,卒業後の就職先・進学先の希望地域,働くうえで重視するもの,また身につけたい資格や技能の有無とその内容などの質問を設けた。 さらに「潜在的失業」状況に関する項目として,2つのケースを想定して質問群を設けた。第1は,契約・派遣社員やパートタイマーなどの非正社員として働いていてその内容に満足していない場合の転職意欲や退職行動,再就職活動などについてであり,第2は,無職の状態にある場合,就職意欲と求職活動,アルバイトの有無などについての質問である。ここでの質問事項が本調査における中心部分であり,この部分の結果分析・検討が本調査において特に重要な課題である。 最後に,「労働」と「失業」に対するイメージもフリーアンサーの形式で答えてもらった。