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持続可能な都市農村交流拠点( 農林漁家民宿) のために97期待・今後の展開現状・課題【参考文献や筆者の現地調査からのとりまとめ】?単なる消費行動でなく,「農業への理解」「食育」等の要素の拡充。?農家レストラ....

持続可能な都市農村交流拠点( 農林漁家民宿) のために97期待・今後の展開現状・課題【参考文献や筆者の現地調査からのとりまとめ】?単なる消費行動でなく,「農業への理解」「食育」等の要素の拡充。?農家レストランや市民農園の併設等,複合的な経営も増加。・ 直売所数の増加に伴う店舗間の競争への対策(と販売力強化,品質管理等)・ 店舗の採算性・ 農薬安全使用の課題。?「棚田オーナー制」等では農地保全,地域住民との交流,農業農村への理解醸成等の効果。?レストラン等との複合化?食育との連携・ 再生産可能な価格設定になっているか。・ 地方のオーナー制で地元の住民が栽培管理を担う場合, 運営体制の維持にかかる課題(高齢化など)。?直販店との複合で「食育」への貢献の期待。?滞在施設として地域内の遊休施設の利活用の検討。?滞在型市民農園から「プレ定住」につながる可能性。・ 整備,運営ともに公的な資金(税金)に依存しているものではいずれは利用者がそれを負担していけるようになるシステムの構築の必要性・ 市民農園で余剰農産物の販売が可能になったことにより,農園利用者の農薬安全使用,ポジティブリスト等への対応。・ 「農園利用方式」のあいまいさ。・ 定住に至った場合の農地の利用権の取り扱い(経営基盤強化法,特定農地貸付法が適用できないもの)?体験型観光のメニューとして期待。?地域住民のいきがい,農山漁村への理解の醸成。・ 単なる観光商品のオプショナルツアー化。・ 日帰りなど短期滞在が多い。・地域へのリピートが期待できるものであるか, 体験料金に経済性があるか,が今後の課題。(経済性を伴わない場合, 過去のグリーン・ツーリズムの事例では, 実践者を含め資源疲労に陥ることが分かっている。)・ イベントが定着し, 反復継続性を持つようになった場合,食品衛生法(食事提供)旅行業法(宿泊や運送)等との整合性。・ コーディネート組織の採算性?都市と農村の支え合いというグリーン・ツーリズムの理念に最も近い。一番大切にしたいカテゴリー。?本格的な補完労働力となりうる可能性もある。?学生やNPO等の援農組織結成の動き。・ 受け入れ先の確保・ 単なる雇用とならないような調整が望まれる。・ 参加者と受け入れ先の経済関係のバランス・ 援農希望者と受け入れ地域のマッチングが必要であり,重要。受け入れ先の拡充も。