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42 高知論叢 第93号いる。活動を資金面から支える仕組みとして,「ちきゅうくらぶ」のメンバーが自由意志で毎月の給与から任意の金額を積み立て,活動資金に充てるための「ちきゅうくらぶ社会貢献ファンド」も1997....

42 高知論叢 第93号いる。活動を資金面から支える仕組みとして,「ちきゅうくらぶ」のメンバーが自由意志で毎月の給与から任意の金額を積み立て,活動資金に充てるための「ちきゅうくらぶ社会貢献ファンド」も1997年に立ち上げた。またこれらの活動を会社として支援するため,「ボランティア情報の提供」,「ボランティア休暇・休職」制度の整備。   9  社会的責任投資(SRI) 社会的責任投資(SRI)活動として,保険会社が回答した事例は次の 1 件だけであった。何かの間違いではないかとわが目を疑い,もう一度原資料を調べなおした。しかもそこにあげられた事例は,社会的責任投資(SRI)そのものとはいえないファンドであった。最初に述べたように日本の保険会社の遅れた体質がここにも現れているかもしれない。○ リリーフ・ファンド:阪神淡路大震災以降,世界規模の災害に対し,社員と会社ともども集めた義援金,救援物資などを公的な機関などを通じて被災地に提供。最終的には,□□グループとして纏めて提供。給与天引による寄付方式を導入することにより,社員のより積極的な参加を可能にした。  10 そ の 他 その他には,[社会・地域福祉の支援],[CSR コミュニケーション]として分類できる事例があった。[CSR コミュニケーション]は,CSR 活動の経験や情報を会社全体で共有しようとした取組みであって,先進的なものと評価できる。[社会・地域福祉の支援](非金融業務による支援)〔災害復興支援〕○ スマトラ沖地震義援金社内募金:日本のみならずグループ全体としてのワー