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60 高知論叢 第93号書』日本経済調査協議会。13 宮川公男・和田尚久(1985)「 わが国企業の本社機能   その首都圏への集中について   」『 組織科学』第19巻第 3 号,pp. 25?37。なお,これに近似する本社機能分....

60 高知論叢 第93号書』日本経済調査協議会。13 宮川公男・和田尚久(1985)「 わが国企業の本社機能   その首都圏への集中について   」『 組織科学』第19巻第 3 号,pp. 25?37。なお,これに近似する本社機能分類を行っているものとして,日本大学経済学部産業経営研究所( 1992)『 経営諸制度再構築の方向と課題』 日本大学経済学部産業経営研究所によるもの( 本社機能を戦略策定機能,調整・統合・コントロール機能,対境関係処理機能,本社集中機能の 4 種類に分類)を挙げることができる。14 河野豊弘( 1985)「 本社組織の規模と機能についての実態調査   革新のための組織及び事業部制との関連において   」『 組織科学』第19巻第 3 号,pp. 15?24。15 ただし,一部機能の外注化についての,簡単な指摘はある。日本経済調査協議会,前掲書,p. 29。16 河野豊弘( 1996)「 『小さな本社』実現の実際とすすめ方」『 Business Research』 1996年 8 月号,pp. 5?7,河野豊弘( 1999)「 コア・コンピテンスと組織構造   強い本社と混血的事業部制   」『 日本経営学会誌』 第 4 号,pp. 3?17。なお,この時期の河野による本社機能分類は,前出の河野(1985)におけるもの(第 5 表参照)と基本的に同一である。17 この時期における大学の研究者による本社機能分類には,他に森本(森本三男(1998)『現代経営組織論』 学文社,pp. 237?243等) によるものがあるが,その内容は前出の河野(1985)に準ずるため,本文には掲載しなかった。18 小野洋祐(1994)『 超本社』ダイヤモンド社。なお,小野洋祐は経営戦略コンサルティング会社の㈱S. T. M. ブレーン代表取締役(当時)である。19 山本功・ 佐野睦典・ 岡田利恵子(1994)「 大企業再生戦略   本社機能を中心に  ( 上)(中)(下)」野村総合研究所編『財界観測』第59巻第10号,pp. 2?25,第11号,pp. 2?29,第12号,pp. 2?19。20 樋口正夫(1995)『 本社を変えろ』日本能率協会マネジメントセンター。なお,樋口は㈱日本能率協会コンサルティング取締役(当時)である。21 小松原聡(1996)「 分権経営における本社機能」『 企業会計』第48巻第 6 号,pp. 69-74。なお,小松原は㈱三菱総合研究所経営コンサルティング部所属の研究員(当時)である。22 もちろん,この時代区分に限らず,個別企業所属( または出身) の実務家によるものもある。例えば,文献が公刊された時代はやや下るが赤松広一(2002)「 オムロン本社( 間接部門) 改革の道筋と手法」『 Business Research』 2002. 2,pp. 17?27などを挙げることができる。なお,前出の小野豊明も,十条製紙㈱( 現,日本製紙㈱) の工場長等を歴任したのち,上智大学教授となった。23 樋口,前掲書,pp. 54?55。24 実践的な本社の定義が不在であった点に関しては,小野洋祐( 1994)も,「企業にとって『 本社』 ほど摩訶不思議なものはない。まずこれまでだれも定義を下していないし,定着した概念もないくらいだ。……『本社』 とは何をするところなのか, どのような機能をもっているのか……等々について,多くの人が説明できないのも,また『本社』の特徴である。」と述べている( 小野洋祐,前掲書,p. 13)。