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10 高知論叢 第94号ムページ内に「CSR」という表記がある場合を次の4点とした。この二つのケースを最高点数とし,これ以外の点数基準も設けたが,それは7ページにある通りである。 こうして各銀行のホームページ....

10 高知論叢 第94号ムページ内に「CSR」という表記がある場合を次の4点とした。この二つのケースを最高点数とし,これ以外の点数基準も設けたが,それは7ページにある通りである。 こうして各銀行のホームページを検索し,上述の基準で点数評価してみたものが表2である(表2参照)。 それによれば, ホームページにCSR あるいはCSR 関連の用語を全く掲載していない銀行はなかった。またわたしたちが最高基準としたトップページにCSR 表示をしている銀行は, 三つあった。百十四銀行, 愛媛銀行, 伊予銀行である。いずれも地方銀行である。 しかしどういう訳か, 巨大銀行の3行は, トップページにCSR の表示をしていなかった。ただしサイト内検索をすれば容易に見つけられたし,「CSR レポート」が特別に掲載されていた。 さらに興味深いことは,積極的にCSR表示をしている銀行は,写真を掲載し,難しい用語を使用しないで説明するなどの配慮が行き届いていたことである。ホームページ表示に積極的な銀行は,ホームページ上での説明方法についても,顧客・消費者向けの視線をもっているといえる。 4-2 総 評 金融CSR のホームページ表示について, 全体としての特徴と改善すべきことについて話し合い,次のような意見を得た。① ホームページは銀行によって情報量,見やすさともに大きな差があった。ホームページ評価の低いところは,後に紹介する総合評価においても低かった。最低でもサイト内検索は設けるよう改善して欲しいものである。ホームページはその銀行のCSR に対する取り組みが如実に表れていると感じた。② 素晴らしいCSR 活動を行っていてもホームページのトップやサイト内検索でヒットしなければ評価が低くなってしまうので,ホームページ評価が低い銀行は損をしている。③ ホームページ上にCSR という言葉があるかないかで, その銀行のイメージが全く変わってくる。評価している途中にCSR の項目を設ける銀行が新