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金融機関の社会的責任活動(金融CSR)についての調査と評価(2007) 41姿勢が各金融機関で違っていた。このご時勢に環境に対する取り組みを全くやっていないところ,ご当地ヒーローで啓もう活動をする銀行,世界に目....

金融機関の社会的責任活動(金融CSR)についての調査と評価(2007) 41姿勢が各金融機関で違っていた。このご時勢に環境に対する取り組みを全くやっていないところ,ご当地ヒーローで啓もう活動をする銀行,世界に目を向けた活動を行っている銀行,逆に地域密着の活動をしている銀行など,様々な違いがみえた。○ ①銀行によってCSR 活動に力を入れている度合いが大きく違い, 今の段階で差があることを知った。就職先が銀行であったので選ぶ基準にもなったし,将来顧客が銀行の規模だけでなくCSR活動を見て預金する時代が来ると思った。②地方銀行と巨大銀行の間にも活動量に差があった。③今のCSR 活動は企業にとって目標であることが多く,具体的な数値や結果が掲載されていない事が多かった。これからは結果も公表していくべきではないかと感じた。④どこの企業でもやるCSR 活動ではなく, 金融機関だからこそできるCSR活動を知ることができた。○ ①当初思っていた以上に各銀行がCSR 活動に力を入れていたということ。各銀行の営業基盤に対する地域貢献が長い目でみると利益につながってくることを学んだ。②地方銀行と巨大銀行では規模が違うので, 可能なCSR 活動の範囲や規模にも差が出たように感じた。また第一地方銀行と第二地方銀行とのCSR 活動に対する取り組みの温度差を感じた。○ ①銀行の取り組みについて知ることができた。昨年から準備作業としていろいろな学習をしてきた。銀行がただの金貸し屋であり,利用者をだますような方法で金融商品の説明をしてはいけないと(金融商品勧誘方針など), 先輩たちの取り組みから学び,さらにこの調査から銀行の銀行としてあるべき姿と方針を知ることができた。しかし銀行間でも取り組んでいる内容,取り組み量なども異なり,面白い結果が出たと思った。CSR 活動を当たり前としてとらえる銀行もあれば,そうでもない銀行もあることを,この調査から学んだ。②地方銀行と都市銀行では,国内に重点をおく(特に地域貢献を重視している)所とグローバルな視点を持ち海外に重きをおくのでは,取り組む内容が異なると感じた。三菱東京UFJ 銀行のビルにおける雨水の利用などはこれから大事になることだと思う。銀行の業務や社会的責任活動は,社会の中で大きな役割を担うことになると感じた。