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金融機関の社会的責任活動(金融CSR)についての調査と評価(2007) 7 3-2 調査項目と調査方法 調査データは,まず各銀行のホームページにアクセスして入手することにした。ホームページで一応のあらましを知....

金融機関の社会的責任活動(金融CSR)についての調査と評価(2007) 7 3-2 調査項目と調査方法 調査データは,まず各銀行のホームページにアクセスして入手することにした。ホームページで一応のあらましを知ってから評価に着手し,疑問点やより知りたい問題が生じたときに,訪問調査することにした。 一口に金融機関の社会的責任活動(金融CSR)といっても,多様で幅がとても広い。それをどのように調査すればよいのかゼミ生で話し合い,次の五つの調査項目を設定した。議論の中ではコンプライアンスの調査も必要であるという意見もあったが,時間的余裕があれば着手することにして,まずは調査しやすい項目から進めることにした。 五つの調査項目とは, ①金融CSR のホームページ表示, ②顧客・消費者に関する取り組み,③従業員に関する取り組み,④環境保全に関する取り組み,⑤地域・社会貢献に関する取り組み,である。 ①の金融CSRのホームページ表示とは,金融機関がそのホームページでCSRという用語や項目をどのように使用しているかどうかを調べ, それで金融機関の金融CSRに対しての姿勢や熱意を判定しようというものである。②から⑤は,金融CSRを金融機関の利害関係者(ステークホルダー)に分類したものであり,金融庁の金融CSR調査に習ったものである。 調査データの記録や保存,それに評価データの入力には,マイクロソフト社の表計算ソフトのエクセルを用いた。このワークシートの行見出し項目に上記の調査項目を入力し,列見出し項目に金融機関名を入れた調査・評価一覧表を作成した。そして,このワークシート・ファイルを,上記のSソウルズOULS 紀国ゼミ掲示板に,添付ファイルであげた。ゼミ生は,いつでもどこからでもこのゼミ掲示板にアクセスし,パソコンを使って,ファイルのダウンロードと書き込みができる。この方式で,調査情報をゼミで共有できるようにした。調査結果については,その都度エクセルの調査表に入力し,Web サイトのゼミ掲示板に添付ファイルでアップした。ゼミ先輩の教訓をふまえ,入力は,誰かが入力してゼミ掲示板にあげた添付ファイルに次から次へと書き込む方法(リレー・ファイル方式)を引き継いだ。