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10 高知論叢 第95号原則2:利用に際して柔軟性があること(Flexibility in Use)。「デザインは,広い範囲で異なる個々人の好みや能力に適合するものであること。」(ガイドライン)① 利用方法の選択肢を提供する....

10 高知論叢 第95号原則2:利用に際して柔軟性があること(Flexibility in Use)。「デザインは,広い範囲で異なる個々人の好みや能力に適合するものであること。」(ガイドライン)① 利用方法の選択肢を提供すること。② 右利きあるいは左利きの利用機会と利用にも適合させること。③ 利用者が正確にまた細かいところまで注意が行き届くよう導くこと。④ 利用者のペースに合わせるようにすること。原則3:簡単にそして直観的に利用できること(Simple and Intuitive Use)。「利用者の経験,知識,言語能力あるいはその時々の集中力のレベルにかかわりなく,利用方法が容易に理解できるデザインであること。」(ガイドライン)① 不必要な複雑さを避けること。② 利用者の予想や直感的理解に一致すること。③ 広い範囲で異なる利用者の読み書き能力や言語能力に適合させること。④ 情報をその重要度に基づいて配置すること。⑤ 操作中および操作完了後も効果的な指示と事後確認を提供すること。原則4:情報を容易に理解できるように伝えること(Perceptible Information)。「デザインは,周囲の状況や利用者の知覚能力にかかわりなく,必要な情報を効果的に利用者に伝達できるものであること。」(ガイドライン)① 異なった方法(画像,音声,触知)を用いて重要情報をくり返し提示すること。② 重要情報とそれ以外の情報を十分に区別できること。③ 重要情報の「読み取りやすさ」を最大にすること。④ わかりやすい説明になるように諸要素を区別すること(言い換えると説明や指示をわかりやすくすること)。⑤ 知覚能力に制限のある利用者が使う多様な技術や装置と両立すること。