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金融ユニバーサルデザイン(上) 11原則5:失敗したとしても許容できる範囲であること(Tolerance for Error)。「デザインは,予期しないあるいは意図しない行為がもたらす危険性や不利な結果を最小にできるもので....

金融ユニバーサルデザイン(上) 11原則5:失敗したとしても許容できる範囲であること(Tolerance for Error)。「デザインは,予期しないあるいは意図しない行為がもたらす危険性や不利な結果を最小にできるものであること。」(ガイドライン)① 最も利用されている諸要素や最も利用機会のある諸要素ほど,危険性や失敗を最小にできるように諸要素を整えること,すなわち危険性のある諸要素を除外したり,隔離したり,遮へいしたりすること。② 危険性や失敗について警告すること。③ 失敗したとしても安全であること。④ 警戒を必要とする作業において無意識な行為をさせないようにすること。原則6:身体的負担が少ないこと(Low Physical Effort)。「デザインは,効率的に,快適に,そして最小の疲労で利用できるものであること。」(ガイドライン)① 利用者が自然な体勢を保持できること。② 無理のない力で操作できること。③ 行為のくり返しを最小限にとどめること。④ 持続のための身体的負担を最小にすること。原則7:利用のための接近および利用に適した大きさと空間があること(Sizeand Space for Approach and Use)。「利用者の体格,姿勢,移動能力にかかわりなく,近づいたり,届いたり,操作したり,使用したりするのに適切な大きさと空間が提供されていること。」(ガイドライン)① 座っていようと立っていようと利用者が重要諸要素をはっきり視認できること。② 座っていようと立っていようと利用者がすべての諸部分に楽々と手を伸ばせること。③ 手の大きさや握力のさまざまな違いにも適合できること。④ 介助装置を使ったり人的介助を受けるのに十分な空間があること。