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12 高知論叢 第95号ユニバーサルデザイン 製品および環境のデザインは,改造や特別のデザインを必要とすることなく,最大限可能な限り,すべての人々が利用できるものであること。ユニバーサルデザイン7原則原則....

12 高知論叢 第95号ユニバーサルデザイン 製品および環境のデザインは,改造や特別のデザインを必要とすることなく,最大限可能な限り,すべての人々が利用できるものであること。ユニバーサルデザイン7原則原則1:利用は誰にでも公平であること。―デザインは, 多様な能力をそなえた人々すべてに有益なものであり, またその人々すべてが求めたくなるものであること。原則2:利用に際して柔軟性があること。―デザインは, 広い範囲で異なる個々人の好みや能力に適合するものであること。原則3:簡単にそして直観的に利用できること。―利用者の経験, 知識, 言語能力あるいはその時々の集中力のレベルにかかわりなく,利用方法が容易に理解できるデザインであること。原則4:情報を容易に理解できるように伝えること。―デザインは, 周囲の状況や利用者の知覚能力にかかわりなく, 必要な情報を効果的に利用者に伝達できるものであること。原則5:失敗したとしても許容できる範囲であること。―デザインは, 予期しないあるいは意図しない行為がもたらす危険性や不利な結果を最小にできるものであること。原則6:身体的負担が少ないこと。―デザインは, 効率的に, 快適に, そして最小の疲労で利用できるものであること。原則7:利用のための接近および利用に適した大きさと空間があること。―利用者の体格, 姿勢, 移動能力にかかわりなく, 近づいたり, 届いたり,操作したり,使用したりするのに適切な大きさと空間が提供されていること。出所) ノースカロライナ州立大学ユニバーサルデザインセンターが開発したユニバーサルデザインの定義と7原則“The Center for Universal Design(1997). The Principles ofUniversal Design, Version 2.0. Raleigh, NC: North Carolina State University”を紀国の責任で翻訳。ユニバーサルデザインの定義と原則についての著作権は,NC State University,The Center for Universal Design にある(Guidelines for Use of the Principles ofUniversal Design January 29, 1999/Revised September 9, 2002の指示2に従った注記)。