096号

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スティーブン・リーパーさん講演会153の本の中に書かれていた言葉なのですが,9. 11でニューヨークの世界貿易センタービルを攻撃した飛行機を当時操縦していた人たちが,「そこ[貿易センタービル]ではない。Indian....

スティーブン・リーパーさん講演会153の本の中に書かれていた言葉なのですが,9. 11でニューヨークの世界貿易センタービルを攻撃した飛行機を当時操縦していた人たちが,「そこ[貿易センタービル]ではない。Indian Point Power Plant を攻撃しよう」と言っていたそうです。Indian Point Power Plant とは,マンハッタンから30マイル(45㎞)離れた原子力発電所です。もし当時,この人たちが,飛行機でこの原発に突っ込んで,チェルノブイリのような爆発を引き起こしていたならば,アメリカは 2 つのビルだけではなく,マンハッタンやニューヨーク州全体を失ってしまったでしょう。永遠に,100年,200年もの間,誰も住めない土地になってしまったでしょう。 9. 11の時にも,「アメリカは核を使うべきだ」と言うメディア人や学者,政治家が大勢おりましたが(実際には使われなくて本当によかったのですが),もしニューヨークが全部失われたとしたら,アメリカの怒りは核攻撃という形で表れたと思います。それだけ危ない時期に来ています。いつでも,こういうことが起こりえます。鍵を握る日本の草の根 ――「 ヒロシマ・ナガサキ議定書」と署名活動 ―― 皆さんは非常にお金持ちで,インテリで,楽しい生活をしていて,世界から見るとある意味非常に甘やかされた子どもたちです。現在営んでいる生活はこれからも永遠に続くだろうという前提で,皆さんは活動していると思います。いつでもコンビニで何かを買って食べるとか,そういう便利な生活は変える必要は全くないだろうと思っているのかもしれません。でも,それは間違っています。皆さんのおばあさんやおじいさんのところに行って,第二次世界大戦の話を聞いてみて下さい。一番お金持ちだった国がゼロになるということは,どこでも起こりうることです。インドとパキスタンが 2 つの国に分裂した時,何千万人もの人々が難民となり,何百万人もの人が殺されました。そういうことが現実にはあるのです。可能性として否定できない。今はそのような非常に危ない時期です。そのような危機をとめることができる一番大事な国は,日本です。そのことを,本当に深く考えて欲しいと思います。 なぜ日本かというと,唯一の被爆国だし,憲法 9 条も持っているし,非核三