096号

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スティーブン・リーパーさん講演会155す。もし,日本が支持すれば,必ず全世界が日本の後を付いてきます。日本が反核運動のリーダーになれるのです。すべての国がその後をついて来るようになります。そして,核保有....

スティーブン・リーパーさん講演会155す。もし,日本が支持すれば,必ず全世界が日本の後を付いてきます。日本が反核運動のリーダーになれるのです。すべての国がその後をついて来るようになります。そして,核保有国に対して,「もう曖昧な期限の入っていない約束は通用しない。本当の核廃絶のための交渉を始めなさい」というメッセージを送るべきなのです。もし,日本が,「ヒロシマ・ナガサキ議定書」を支持しないで,核保有国が出すような曖昧な通用しない約束をそのまま受け入れたら,もう中近東は核だらけになります。だから,日本にはすごく大事な役割・働きが求められています。 日本の政治家の間では,このことについて,意見が分かれています。「核の傘にいた方が安全だ」という人や,「アメリカとケンカしたくない」「今まで通りアメリカのやりたいことを応援したい」という政治家がいる一方で,そうではない政治家もいます。本当に今の状況を理解している人もいます。例えば,核軍縮を求める超党派の議員ネットワークなどがあります。 とにかく,理解して欲しいことは,核については国会議員の間で意見が分かれていますので,草の根レベルからの意見が出てきたら,大きな影響が出てくるということです。もし,政治家が全員「核の傘の下にいる方がいい」と思っていたら,何千万人の署名運動があっても全然影響はありませんが,今は非常に意見が分かれていますので,日本の普通の人・草の根レベルから声を上げて,何十万,何千万の人たちが署名をして,「核兵器を廃絶しなさい」「ヒロシマ・ナガサキ議定書を実施しなさい」と言い出せば,軍縮運動をしている議員さんたちの力になります。 だから,今すぐに何ができるかといえば,署名活動です。これが一番大事です。日本では,いろんな所で様々な組織が署名活動をしています。僕のいる平和市長会議もそうですし,生協が一番活発に活動しています。これから,連合や原水禁,原水協といった様々な組織が署名活動を始めようとしていて,「1000万人の署名を集めましょう」という目標を立てています。それから, 日本国内だけではなく,AFL-CIO(American Federation of Labor and Congress ofIndustrial Organizations:アメリカ労働総同盟=産業別組合会議)というアメリカ最大の労働組合も参加してくれていますし,ITUC(International Trade