096号

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36 高知論叢 第96号原則 4 :社会的責任金融・国際的責任金融に関する情報を容易に理解できるように伝えること(Perceptible Information in Socially and Internationally ResponsibleFinance)。「社会的責任金融....

36 高知論叢 第96号原則 4 :社会的責任金融・国際的責任金融に関する情報を容易に理解できるように伝えること(Perceptible Information in Socially and Internationally ResponsibleFinance)。「社会的責任金融・国際的責任金融のデザインは,周囲の状況や金融利用者の知覚能力にかかわりなく,必要な情報を効果的に金融利用者に伝達できるものであること。」(ガイドライン)①異なった方法(画像,音声,触知)を用いて重要情報をくり返し提示すること。②重要情報とそれ以外の情報を十分に区別できること。③重要情報の「読み取りやすさ」を最大にすること。④わかりやすい説明になるように諸要素を区別すること(言い換えると諸説明や諸指示をわかりやすく提供すること)。⑤知覚能力に制限のある金融利用者が使う多様な技術や装置と両立すること。原則 5 :社会的責任金融・国際的責任金融の利用において失敗したとしても許容できる範囲であること(Tolerance for Error in Socially and InternationallyResponsible Finance)。「社会的責任金融・国際的責任金融のデザインは,予期しないあるいは意図しない行為がもたらす危険性や不利な結果を最小にできるものであること。」(ガイドライン)①最も利用されている諸要素や最も利用機会のある諸要素ほど,危険性や失敗を最小にできるように諸要素を整えること,すなわち危険性のある諸要素を除外したり,隔離したり,遮へいしたりすること。②危険性や失敗について警告すること。③失敗したとしても安全であること。④警戒を必要とする作業において無意識な行為をさせないようにすること。原則 6 :社会的責任金融・国際的責任金融の利用において身体的負担が少ないこと(Low Physical Effort in Socially and Internationally Responsible Finance)。