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金融ユニバーサルデザイン(下) 37「社会的責任金融・国際的責任金融のデザインは,効率的に,快適に,そして最小の疲労で利用できるものであること。」(ガイドライン)①社会的責任金融・国際的責任金融の利用者....

金融ユニバーサルデザイン(下) 37「社会的責任金融・国際的責任金融のデザインは,効率的に,快適に,そして最小の疲労で利用できるものであること。」(ガイドライン)①社会的責任金融・国際的責任金融の利用者が自然な体勢を保持できること。②無理のない力で操作できること。③行為のくり返しを最小限にとどめること。④持続のための身体的負担を最小にすること。原則 7 :社会的責任金融・国際的責任金融の利用のための接近および社会的責任金融の利用に適した大きさと空間があること(Size and Space for Approachand Use in Socially and Internationally Responsible Finance)。「社会的責任金融・国際的責任金融の利用者の体格,姿勢,移動能力にかかわりなく,近づいたり,届いたり,操作したり,使用したりするのに適切な大きさと空間が提供されていること。」(ガイドライン)①座っていようと立っていようと社会的責任金融・国際的責任金融の利用者が重要諸要素をはっきり視認できること。②座っていようと立っていようと社会的責任金融・国際的責任金融の利用者がすべての諸部分に楽々と手を伸ばせること。③手の大きさや握力のさまざまな違いにも適合できること。④介助装置を使ったり人的介助を受けるのに十分な空間があること。Ⅵ おわりに 金融は,公共財である。多くのさまざまな人がひっきりなしに利用するのであるから,公共財であることは間違いない。しかしこれほどやっかいな公共財はない。強大な力をもつ公共財である上に,みえない公共財,わかりにくい公共財,危ない公共財,恐い公共財だからである。 だが多くの人が利用する公共財であるからこそ,ユニバーサルデザイン原則