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146 高知論叢 第97号今回についても独創的なものになった。 この研究調査活動に加わり報告書作成に奮闘していただいた学生諸君は,安部共紀君,石原正樹君,尾崎真巳さん,城戸雅敏君,源島彩子さん,合田陽香さん....

146 高知論叢 第97号今回についても独創的なものになった。 この研究調査活動に加わり報告書作成に奮闘していただいた学生諸君は,安部共紀君,石原正樹君,尾崎真巳さん,城戸雅敏君,源島彩子さん,合田陽香さん,谷脇悠君,濵川幸宣君,日高哲平君,平井史昭君,丸岡友果さん,山下ほなみさん,小笠原彰敏君,末澤俊明君の14名である。掲載を快く承諾していただいた学生諸君に謝意を表するものである。ただし,その内容についての責任は,本報告書を指導して監修した紀国にある。1 本調査・評価活動の意義・目的および講評(指導教授) この調査・評価報告書は,高知大学人文学部社会経済学科における専門演習紀国ゼミに所属する学生( 3 年生14名)が, ゼミ学習活動として主体的に取り組んだ研究調査結果をまとめたものである。 指導教授である高知大学人文学部教授(金融論・国際金融論)の紀国正典が,学生に提示したこの研究調査活動の意義と目的は,次の三つである。(1) 金融機関が, 金融機関の社会的責任活動(金融CSR:Corporate SocialResponsibility for Financial Community)という点で,どのような活動や取組みを展開しているかどうか,これを調査すること,そしてそのデータを評価して金融機関を格付けしてみること。( 2 ) 学生みずから金融機関の公表情報を主体的に調査・分析・評価することによって,金融に関する現実的な知識や感覚を身につけるとともに,金融についての社会的責任意識を高めること。( 3 ) 就職活動に不可欠である会社研究の重要性について意識を高めること。 本調査・評価報告書がこのような形を成すまでには,いろんな困難があった。今年度は14人と大人数のゼミになってしまったので,三つの班に分けて議論をしその結果を集約してまたフィードバックするなどの試みをしたが,それでも全体の合意がまとまるまでには時間を要した。しかも企業による求人活動がいつものように3 回生時の11月には始まり,折からの金融危機のあおりをくって就職活動は第2 次氷河期を迎えたようで,厳しい就職活動のために欠席せざる