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金融機関の社会的責任活動(金融CSR)の調査と評価(2008) 157アンスを行っていると感じた。・毎月コンプライアンスに関する勉強会を開くなど,教育に力を入れている。・野村社員のインサイダー取引に対する信頼回....

金融機関の社会的責任活動(金融CSR)の調査と評価(2008) 157アンスを行っていると感じた。・毎月コンプライアンスに関する勉強会を開くなど,教育に力を入れている。・野村社員のインサイダー取引に対する信頼回復に向けての記載に好感が持てた。三菱UFJ証券・どこに書いてあるのか探しにくかった。ディスクロージャー誌の中身も抽象的かつ見づらかった。・記載はあるが内容も乏しいうえにわかりにくいといった印象。5  顧客・消費者に関する金融CSR 活動の調査と評価 顧客・消費者に関する金融CSR 活動について, 銀行と証券会社の取組みに対して行った点数評価とコメント評価の結果は,次のようになった。点数評価とは,各自が行った点数評価の結果を合計し順位を出したものである。コメント評価とは,それぞれの金融機関について各自が行ったコメントを集計し,抽象的な内容や重複するコメントを削除するなどして,全員で精査して整理したものである。5 -1 点数評価 顧客・消費者に関する取組みの点数評価結果を表にまとめたものが,第3 表である(第3 表参照)。 この表において基準評価点の「記述あり」とは,①高齢者や体の不自由な方に配慮した店舗,ATM のバリアフリー化など環境づくり, ②お客様カードやコールセンターなどによる意見の把握と適合性の審査体制,③業務時間の拡大(日曜日営業や子供の下校時間までの営業),④ディスクロージャー誌等による情報開示,についてのホームページ記述の状況を点数評価したものである。 総合順位で上位6 社になった金融機関は, 第1位がりそな銀行, 第2 位が百十四銀行, 第3 位がみずほ銀行, 第4 位が三菱東京UFJ 銀行, 第5 位が伊予銀行,第6 位が四国銀行であった。この取組み項目においても,下位グループには証券会社が多かった。