097号

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コモンズ形成の原理と現代的課題27する場合を比較したものである。3 戸が別々に1 辺100mの草地を整備したとき,合計で30,000㎡の草地....

コモンズ形成の原理と現代的課題27する場合を比較したものである。3 戸が別々に1 辺100mの草地を整備したとき,合計で30,000㎡の草地が確保できる。これに対し,3 戸が合同で草地を整備すればその3 倍の90,000㎡を確保できる。一般にn 戸の農家が共同すれば,独立して作業するときよりn(=n*n/n)倍の面積が確保できる計算になる。したがって,共同する農家が増えれば増えるほど,同じ量の労働で確保できる草地面積13戸の農家が独立して輪地切りを作る場合1193戸の農家が共同して輪地切りを作る場合図4 輪地切りの形態と牧野の面積の関係注)筆者作成図5 牧野の利用面積と農家数注)筆者作成0501001502002503003504004500 5 10 15 20放牧面積農家戸数戸別放牧共同放牧