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18 高知論叢 第99号1868(明治元)年に宣布された同詔は,天皇が政務にあたることを述べると同時に,江戸は今後東京と称し,その地に自らが臨んで統治する。そして,京都との二都制とし,これが東京遷都の....

18 高知論叢 第99号1868(明治元)年に宣布された同詔は,天皇が政務にあたることを述べると同時に,江戸は今後東京と称し,その地に自らが臨んで統治する。そして,京都との二都制とし,これが東京遷都の端緒となったものである。発見された草稿は「東京奠都の詔」の草案と,新政府閣僚に同案への意見を求める回覧文書である。公家や藩主から選ばれた議定だけでなく,後藤象二郎,福岡孝梯,廣澤兵助,木戸準一郎,横井小楠,岩下佐次衛門,大木民兵らの花押の文書がある。岩倉図5 個人・身分別上奏回数(幕末・明治初年) 『明治天皇紀第一巻・第二巻』により作成 (大政奉還期から廃藩置県期まで)身  分上奏回数旧 藩 主17公卿・親王12士   族9氏  名身 分上奏回数岩倉 具視公卿7山内 豊信旧藩主4江藤 新平士族3福岡 藤次士族2大久保利通士族2松平 慶永旧藩主2島津 忠義旧藩主2毛利 廣封旧藩主2木戸 孝允士族2鍋島 直正旧藩主2嘉彰 親王親王1徳川 慶勝旧藩主1浅野 茂勲旧藩主1細川 喜廷旧藩主1高野 保健公卿1清水谷公考公卿1大原 重徳公卿1酒井 忠邦旧藩主1山内 豊範旧藩主1三條 実美公卿1