100号

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126 高知論叢 第100号・今後の健康について心配② 八川の良いところ・人が良く,みんな協調性がある・ぜんまい,ゆずなどの特産が自慢③ 今後の集落・部落が廃らないようにしてほしい・若者に来てもらって,話を....

126 高知論叢 第100号・今後の健康について心配② 八川の良いところ・人が良く,みんな協調性がある・ぜんまい,ゆずなどの特産が自慢③ 今後の集落・部落が廃らないようにしてほしい・若者に来てもらって,話を聞いてほしい。現状を知ってほしい。・郷土料理や神社のまつりごとなどを次の世代に伝えたい・若い人が帰ってくる見込みがない(2)追跡調査の結果以上の調査結果をふまえながら,2009年7月28日に生活課題に関する追跡調査を行った。区長以下,16名の参加を得て集団面接調査を行った。八川集落の集落戸数は21戸だった,1戸が入院したので20戸になった。そのうちの半分の10戸が一人暮らしで,女性の60歳代が数名いるが,ほとんど70歳を超えている。自主防災組織をつくり,自己負担で全戸に火災報知機をつけた。家具の転倒防止も行った。このような取り組みに対して,誰も反対することはなく,集落として非常によくまとまっている。放水訓練や消火栓の場所の確認も行っている。たまには,電話での連絡網が機能するか訓練をしてみてもよいかもしれない。また,大豊町が導入している見守りネットワークにも参加することになっている。町の乗り合いタクシーについては,一定の成果が出ている。身体障害者手帳をもらうと,福祉チケット等の施策があるが,そこに至るまで,つまり「病弱」の時にどうすればよいのか,どのようにしてもらえるのかが不安である。特に,移動販売が火曜日と土曜日に来ているが,4㎞も下らなくてはならず,自分の足で行くことができなくなったときのことを考えると頭が痛い。そもそも,移動販売が来なくなったらどうするのか大豊町は考えているのだろうか。商工会は何か対策を考えているのだろうか。