100号

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限界集落における孤立高齢者への生活支援(上) 129ンティアによる声かけをおこなうものであり,ふだんは家の中で過ごすひとり暮らし高齢者の孤独感を和らげる意味もある(無料サービス)。「ふれあいセンター」から....

限界集落における孤立高齢者への生活支援(上) 129ンティアによる声かけをおこなうものであり,ふだんは家の中で過ごすひとり暮らし高齢者の孤独感を和らげる意味もある(無料サービス)。「ふれあいセンター」から,「おはよう元気」の放送をおこない(週2回),ボタンで応答する仕組みであるが,応答がなければ,「地域担当」職員や近隣住民がアプローチすることになっている。②は,緊急通報装置を貸し出し,固定電話に接続することにより,緊急時に「非常」ボタンを押せば消防署等(2か所まで登録可能)に連絡することができる。ふだんは自宅で過ごす人を対象とする無料のサービスである(図表5)。③は,携帯電話を使用し,緊急時に所定のボタンを押すことにより(「1」「2」「3」の番号がついており,優先順位の高い者から三者の登録が可能),警備会社を通じて,消防署や家族に連絡してもらえる。外出や畑仕事の多い人向けであり,家族がインターネットを利用して本人の位置確認をすることができるほか,警備会社が直接,現場へ急行してくれるサービスもある。それぞれ,基本料金,位置情報提供料金,現場急行料金がかかる。それらの緊急対応事業だけではなく,町内住民のボランティアが見守りネットワークを組んでいる。装置も必要であるが,住民や「地域担当」職員の顔が見える関係も大切にしている。町役場の「地域担当」職員は3名配置されており,住民とともに行動したり,個別訪問しながら,地域の生活課題に挑戦している。人件費の3分の1は交付金を受けている。図表5 シルバーホン