100号

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限界集落における孤立高齢者への生活支援(上) 141けている。その2団体からの補助がない月は,体操協力金名目で一人300円を住民から集め,それに老人クラブからの補助を足している。1回あたり平均参加者数は40人....

限界集落における孤立高齢者への生活支援(上) 141けている。その2団体からの補助がない月は,体操協力金名目で一人300円を住民から集め,それに老人クラブからの補助を足している。1回あたり平均参加者数は40人程度であるが,40人より少ない時は財政的に厳しくなるので,補助的支援が課題になっている。5年間で皆勤が4名おり,国保連から表彰された。体操教室の際には保健師による血圧測定も実施しているが,保健師によれば,体操により,年間おしなべて血圧が安定しているという。この体操教室の運営責任は老人クラブがもち,場所は普段は公民館が使われている(ただし,老人クラブ以外からも2名参加している)。演歌を歌いながらの体操であり,老人クラブの定例会を2時間ほどおこなった後,午後に体操教室をおこなっている。会員が自発的に料理を作っている。筆者も後日参加したが(2009年9月12日),運動指導士の講師がユーモアをまじえて明るく語りかけ,様々な歌に合わせて楽しく体操に取り組まれている(図表7)。歌に合わせた体操に住民が慣れ親しんでいる様子がうかがえた。携帯電話を活用した「GPSシステム」(前述)は,西峰地区の携帯所持者が2009年7月時点で19名となっている。緊急連絡先として遠くに在住している図表7 西峰地区いきいき健康体操教室