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20 高知論叢 第101号主成分1 が発散しない時期は,軍事費の影響が財政を規定しない時期と重なる。以下に主成分1/2の寄与率,負荷量とその大きさを示した。主成分1 の寄与率が80%,主成分固有値は1.6であり他の主成....

20 高知論叢 第101号主成分1 が発散しない時期は,軍事費の影響が財政を規定しない時期と重なる。以下に主成分1/2の寄与率,負荷量とその大きさを示した。主成分1 の寄与率が80%,主成分固有値は1.6であり他の主成分より圧倒的に大きい。従って,主成分2は考慮しなくてもよい。m 次元のデータn 個を 特異値に分解し,主成分の大きさをY とする。分析対象行列基礎的財政収支/ GNP 政府債務/GNP基礎的財政収支/ GNP 1.000 ?0.606政府債務/GNP ?0.606 1.000主 成 分固 有 値寄 与 率1 1.606 80.28%2 0.394 19.72%n 平 均不偏分散標準偏差基礎的財政収支/ GNP 56 ?9.496 270.102 16.435政府債務/GNP 56 39.454 326.238 18.062主成分負荷量変 数主成分1 主成分2基礎的財政収支/ GNP 0.8960 0.4440政府債務/GNP ?0.8960 0.4440(2)因子分析主成分分析において,変数は各主成分であったが,因子分析は,背後に存在する原因を変数とする。分散/ 共分散行列で,因子負荷量は,各固有値の平方根に対して固有ベクトルを掛け合わせた値に,各因子負荷量の2 乗を合計した値によって推定する。X= X=UΣVT  Y=UTX=ΣVTx1,1 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・x1,p x1,mxi,1 xi,p xi,mxn,1 xn,p xn,m