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経営学分野における本社の定義及び関連諸事項に関する一考察49Goold and Campbell(2002a)複雑な諸組織におけるペアレンティングの特徴を明らかにし,当該組織のペアレント・マネジャーたちに求められるものを明ら....

経営学分野における本社の定義及び関連諸事項に関する一考察49Goold and Campbell(2002a)複雑な諸組織におけるペアレンティングの特徴を明らかにし,当該組織のペアレント・マネジャーたちに求められるものを明らかにすること,及び,ペアレント(本社及び諸事業部門のトップ・マネジメントたちと彼らを支援する機能別スタッフ部門で構成(p. 227))の機能別支援スタッフ部門(theparent’s functionalsupport staff)の諸機能を吟味すること等①当該機能担当機関・部署の経営戦略(または資源配分)への関与度,④当該機能実行の主な手段,⑤当該機能実行の主な対象(1)(自社外部を対象とするもの),⑥当該機能実行の主な対象(2)(自社内部を対象とするもの),⑦当該機能の絶対性・相対性(1)(内製(集中・分散)),⑧当該機能の絶対性・相対性(2)(内製・分社化・外注化),⑨当該機能担当機関・部署のもつ価値創造能力小沼・河野(2005,共に野村総研)1990年代以降のわが国諸企業における無定見な「小さな本社」や分権型組織への動きに反省を促し,次世代の本社はコーポレートハブ(戦略・企画機能を担う本社組織)として「事業価値創造機能」を具備することが求められると提言すること(コーポレートハブのみを対象とした機能分類について)①当該機能担当機関・部署の経営戦略(または資源配分)への関与度(▲),③当該機能のマネジメント・プロセス上の位置,⑤当該機能実行の主な対象(1)(自社外部を対象とするもの),⑥当該機能実行の主な対象(2)(自社内部を対象とするもの),⑨当該機能担当機関・部署のもつ価値創造能力加護野・上野・吉村(2006,順に神戸大学大学院経営学研究科教授,大阪府立大学経済学部教授,和歌山大学経済学部助教授)「小さな本社」が企業の存続・成長にとって本当に有効か否かを,戦略論及び組織論の観点から実証的に検討すること,及び,事業部門の独立性の高低がもたらすメリット・デメリットを検討すること①当該機能担当機関・部署の経営戦略(または資源配分)への関与度,③当該機能のマネジメント・プロセス上の位置,④当該機能実行の主な手段,⑤当該機能実行の主な対象(1)(自社外部を対象とするもの),⑥当該機能実行の主な対象(2)(自社内部を対象とするもの),⑦当該機能の絶対性・相対性(1)(内製(集中・分散)),⑧当該機能の絶対性・相対性(2)(内製・分社化・外注化)(なお,同文献において分類された本社の3(または4)つの諸機能を傘下の諸事業部門に対して発揮することが,⑨当該機能担当機関・部署のもつ価値創造能力の発揮につながるとみなされている(同書p. 6,同p. 13ほか))