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限界集落における孤立高齢者への生活支援(中) 69動が生まれている。企画課は全町的な地域おこしを担い,地域振興課(支所)には企画はないが,企画課とタイアップしてゆこうとしている。仁淀,池川の各総合支所そ....

限界集落における孤立高齢者への生活支援(中) 69動が生まれている。企画課は全町的な地域おこしを担い,地域振興課(支所)には企画はないが,企画課とタイアップしてゆこうとしている。仁淀,池川の各総合支所それぞれから予算(それぞれ,住民課,健康福祉課,地域振興課の3つの課をもつ)をあげて予算編成しており,予算提案権はそれぞれある。支所でまとめてあげるのではなく,本庁と同じような課が,本庁と一緒になって査定を受ける。「過疎対策」は,過疎債を受けるために有利な事業である。道路整備も,地域活性化も,すべて含まれる。過疎債の9割程度は交付税措置されるので有利である。簡易水道は何人以上という基準があり,簡易給水施設等には補助が少ない。簡易水道は,吾川,池川,仁淀の各地区それぞれの2集落ずつに設置されているが,それ以外は,簡易給水施設(つまりにくい)か,自分で水を引き込んでいる(落ち葉等がつまりやすい)。「家庭給水施設」(2世帯以上)を作りたい時は町単補助をしている。簡易給水施設には県の補助は出るが,県の補助にすら乗らないものを町単補助の対象にしている。防災マップを作る予定であるが,避難する安全な所がない。落石の心配もある。自主防災組織の組織率は100%を目標にしており,総務課が中心となって支援体制を組んでいる。高齢者支援として,企画課が担当する部分は,「コミュニティバス」(後述)と「移動スーパー」である。「移動スーパー」は,何社か入ってきているし,地元業者もいる。しかし,今後,継続が難しくなってゆくのではないか。「移動スーパー」がなくなった時にどうするのか,という検討を始めている(たとえば,社協や商工会が運営して行政が補助する等)。地域づくりにおいて,企画課としては特産品の開発等を進めてゆく。政権交代の影響はまだ見えていない。2.保健福祉課からの聴き取り結果3地区とも同じサービスを提供できる体制になっている。高齢者の暮らしは旧3町村の間で大きく異なるわけではないが,価値観の違いもあるので,まったく同じというわけでもなく,健康づくり等に意識差がある。