高知論叢102号

高知論叢102号 page 128/222

電子ブックを開く

このページは 高知論叢102号 の電子ブックに掲載されている128ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「電子ブックを開く」をクリックすると今すぐ対象ページへ移動します。

概要:
126 高知論叢 第102号る。2009年8月に,15名に運営委員を委嘱した(民生委員,老人クラブ,婦人会,福祉委員など)。その他,ボランティアが9名いる。運営委員会は年3~4回くらい開催して,住民による主体的な....

126 高知論叢 第102号る。2009年8月に,15名に運営委員を委嘱した(民生委員,老人クラブ,婦人会,福祉委員など)。その他,ボランティアが9名いる。運営委員会は年3~4回くらい開催して,住民による主体的な運営を目指している。「食べさせ隊」,「交ざり隊」,「出かけ隊」など,なるべく住民で企画,運営してもらうようにしている(80代のボランティアもいる)。ミニデイの評価事業も行なっている(ミニデイ野友15名,ミニデイ小島5名の参加者全員の観察記録をとっている)。その他,業務日誌も日々残すようにしている。Ⅲ 土佐町相川地区の取り組み限界集落における高齢者の生活支援の方向を考えるうえで,土佐町において,若い世代も含めて,住民主体の地域づくりに取り組んでいる土佐町相川地区の住民と社会福祉協議会に聞き取り調査をおこなった(2011年2月23日)。以下に,その結果を示す。(1) 相川地区の地域特性相川地区は4集落から構成される。比較的若い人が定着している。各集落の人口状況は以下の通りである。  A集落:15世帯54人,高齢化率27.8%,1世帯あたり3.60人  B集落:15世帯49人,高齢化率28.6%,1世帯あたり3.27人(出所)北川村社会福祉協議会提供資料より筆者作成図表13 北川村あったかふれあいセンター事業運営体制あったかふれあいセンター事業あったか運営委員会(運営委員15名)+ボランティア9名【食べさせ隊】・ 花見の時などの食事作り【交ざり隊】・交流(お風呂,イベント企画)【出かけ隊】・外出支援【助け隊】・何でもします