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102 高知論叢 第103号◆2班のまとめ◆大きな分類として,動物,移動,自然があげられた。特に,移動の不便さに課題がある。移動という部分でサービスが整わないと,好きなときに外にでかけることができないし,病....

102 高知論叢 第103号◆2班のまとめ◆大きな分類として,動物,移動,自然があげられた。特に,移動の不便さに課題がある。移動という部分でサービスが整わないと,好きなときに外にでかけることができないし,病院にも行けない。しかし,移送サービスを導入したとしても,A集落までバスやタクシーなどにきてもらっていたら,全体が遠回りになるので効率が悪い。自助(共助)としては,近所の人に送ってもらうという意見が,公助の部分ではタクシーやバスなどを増やすなどきちんと自分たちでできることを考えた上で,行政側にしてほしいことを考えている。また,鹿・猪が育ちやすい環境になることで,農作物などに被害が増えていることも課題である。自給自足できることや,きれいな自然がA集落のいいところだと感じているが,それを壊さないためにも,鹿・猪が育ちやすい環境ではなくて,人間(とくに若い人)が育ちやすい環境にしていく必要が今後一層あるのではないか。その為に,若い人の雇用確保にも視野を広げて,A集落でずっとくらしていけるといことを目標に町づくりを考えていく必要がある。その他の課題としては,水源地の見守りや自主防災が難しい。また,畑でつくった作物がお金になればよい。◆3班のまとめ◆主な課題として,健康,移動,販売,自然環境,道路,農地があげられた。お地蔵様の祭りの復活や,地域の人の協力参加の拡大や地域住民の連帯意識など,自分たちでこのまちをどうにかしていきたい。また,農地や施設など今,使用していないところをどのように生かしていくかも,これからの課題である。移動の面や動物被害,自然環境にも大きな課題が残っている。一人一人が健康でいるために,公助の部分では集会所に健康器具がほしいと考えており自分ができることと,役場にやってほしいこととを分けて考えている。住民での連帯意識という地域福祉の原点を大切にしながら,お地蔵様のお祭りの復活や移動サービスや自然環境などの課題に取り組むことが今後必要である。