103号

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116 高知論叢 第103号地 域 目 標例)住民誰もが家族のようにつながり,落ち着く心の居場所づくり↓     ↓     ↓         重点目標A 重点目標B 重点目標C例)「誰もが集える場づくり」「....

116 高知論叢 第103号地 域 目 標例)住民誰もが家族のようにつながり,落ち着く心の居場所づくり↓     ↓     ↓         重点目標A 重点目標B 重点目標C例)「誰もが集える場づくり」「子どもとの交流ができる場づくり」「健康によい物が皆と一緒に食べられる場づくり」「認知症予防につながる場づくり」「障害のある人が生き生きと活躍できる場づくり」「住民の悩みが解決する場づくり」↓ ↓   ↓ ↓   ↓ ↓ ↓具体的取り組み   a1 a2 b1 b2 c1 c2 c3例)男性同士で誘い合う,小学生との合同企画や世代間交流を考える,地域でとれる健康に良くおいしい食材を持ち寄り調理・会食する,手作業や脳を刺激する活動を取り入れる,障害者に有償ボランティアをしてもらう,地域の気になることを話し合う 市町村の全体計画作成にあたっても,アンケートや座談会,団体ヒアリング等を通じて,地域アセスメント(課題分析)やニーズ把握をおこなうことが前提として必要になる。目標設定に際しても,各地区の座談会やワークショップ→市町村全体の作業部会(各地区代表から構成される)→市町村全体の策定委員会(市町村内の各主要団体代表等から構成される)をふまえて,各地域のニーズや思い,意見をなるべく丁寧に反映させることが,住民の主体的な活動につながりやすい。そのプロセスの中で,各地区計画を同時並行で作り,それらを集約する形で市町村全体計画を策定してゆく方が効率的であり,全体計画と地区計画の整合性も図りやすいだろう。ただし,各地区単位の小目標にしても,それをどのような形で実施するかは,より具体的な実施計画(アクションプラン)によって明確にしなければならない。たとえば,ある地区の小目標として,「健康体操を実施しましょう」という目標が掲げられていたとしても,それをどこで,いつ,誰が先生役となり,誰に対して,どのようなプログラム内容を実施するのか,ということや,どのような費用負担で,どのように広報したり誘い合って参加を求めるのか,など,具体的に詰める必要がある。