103号

103号 page 127/154

電子ブックを開く

このページは 103号 の電子ブックに掲載されている127ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「電子ブックを開く」をクリックすると今すぐ対象ページへ移動します。

概要:
限界集落における孤立高齢者への生活支援(完) 12112 小原隆治(2010)「地域と公共性」(齋藤純一編『公共性の政治理論』ナカニシヤ出版),169 - 171ページ。13 藤山浩(2010)「集落の現場から未来を見つめる」(大....

限界集落における孤立高齢者への生活支援(完) 12112 小原隆治(2010)「地域と公共性」(齋藤純一編『公共性の政治理論』ナカニシヤ出版),169 - 171ページ。13 藤山浩(2010)「集落の現場から未来を見つめる」(大西隆・小田切徳美他『これで納得!集落再生』ぎょうせい),142 - 152ページ。14 北川村社会福祉協議会におけるヒアリング調査(2011年2 月23日)より。介護保険制度によって,高齢者福祉が行政による措置制度から,利用者と施設の間の契約制度に移行してしまったことで,利用者の状況が把握しにくくなってしまったということである。15 本節に関連する論文としては,玉里恵美子(2010)「集落再生に向けて 住民参加のワークショップと協働 」高知大学教育研究部総合科学系地域協働教育学部門研究論集『Collaboration』第1 号,pp. 84(21)~71(34)がある。16 大豊町調べ。ともに,住民基本台帳4月1日資料より。17 例えば,林直樹・齋藤晋(2010)『撤退の農村計画 過疎地域からはじまる戦略的再編 』学芸出版社。18 徳野貞雄(2008)「ズバリ直言 行政や報道に創られる『限界集落』」『農業共済新聞』(2008年3 月12日付)。19 たとえば,農林水産省「小規模・高齢化集落支援モデル事業」など。20 玉里恵美子(2009)『高齢社会と農村構造』昭和堂,384 - 385ページ。21 小田切徳美(2009)『農山村再生 「限界集落」問題を超えて 』岩波ブックレットNo.768。22 熊谷宏(2009)「中山間地域の農業農村再生の基本戦略」(熊谷宏・堀口健治・進士五十八・倉内宗一・原剛『わが国農業・農村の再起』農林統計協会)。23 環境省(2008)『協働による持続可能な地域づくりのための手法・ツール集』(平成20年3 月),ⅲページ。24 田中きよむ・玉里恵美子・霜田博史・水谷利亮(2010)「限界集落における高齢者の生活実態と孤立問題」『高知女子大学紀要・社会福祉学部編』第59号,139 - 153ページ。25 この視点は,「社会福祉協議会基本要項」(1962年)で指摘された「コミュニティケア」と「コミュニティディベロプメント(地域共同社会開発)」,という地域福祉の2つ方向性,および,岡村が指摘する「福祉性」の原則と「地域性」の原則(岡村重夫(1963年)『社会福祉学(第2)』柴田書店,233ページ),という地域福祉の2つの原則に依拠している。26 岡村は,そのような同一性の感情をもって結ばれる下位集団を「福祉コミュニティ」と定義づけている(岡村重夫(1974)『地域福祉論』光生館,86ページ)27 木原孝久(2011)『住民の支え合いマップ作成マニュアル』(筒井書房)。28 R. D.パットナムは,コミュニティの崩壊と再生を明らかにする鍵概念として「社会関係資本(social capital)」を提示したが,日本社会の限界集落における地域再生の方向,維持可能な社会づくりのあり方としては,世代や障害の有無を超えた共生型拠点づくりとそこを軸とする人間関係の意識的な再形成に一つの活路が見出せるのではないかと考えられる(Putnam, R. D.(1973), Making Democracy Work : Civic Traditionsin Modern Italy(河田潤一訳(2001)『哲学する民主主義』NTT出版), Putnam, R.