103号

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明治太政官制成立過程に関する研究 2 17政を聴くことは必ず内閣において行い,宮中では印を押すこと,時々参議を呼び陪食を命ずるにとどまった。この後内閣の日常的な業務は変更がなかった40。」以上の太政官修史官....

明治太政官制成立過程に関する研究 2 17政を聴くことは必ず内閣において行い,宮中では印を押すこと,時々参議を呼び陪食を命ずるにとどまった。この後内閣の日常的な業務は変更がなかった40。」以上の太政官修史官の記録に基づき各期の親政組織図を図1①~⑦に示した。図1 天皇親政図(『太政官沿革志-親政体制』・『官等表』などの記述にもとづき作成)① 明治元年正月 三職制(天皇16歳元服:千年ぶりに太政官出御) ② 明治2年4月/7月③ 明治2年11月(天皇17歳:太政官に毎日出御) ④ 明治4年7月(天皇19歳:毎日出御)⑤ 明治6年5月(天皇21歳:皇居火災まで毎日出御)明治6年7月以降(毎月4.9   の日/ 月5~6回出御)40 前掲書48頁以降『太政官沿革志-親政体制』にはこのように記されているが,後述の様に明治16年以降,太政官の日常業務は天皇自身によって放棄された。民政を総裁に委任軍政を親王に委任大総督天皇神祇官太政官輔相・議定総裁参与(参議)天皇天皇天皇内閣議官正院太政大臣内閣議官兼参議省卿兼務正院太政大臣機務事項機務事項軍事行政立法軍事行幸参詣大元帥天皇天皇三職省卿弁官左右院各課参議(参与)正院大臣(輔弼)納言(輔弼)機務事項機務事項軍事委任委任