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金融商品会計プロジェクトにおけるIASBとFASBのコンバージェンスの状況43日本公認会計士協会出版局,2011年3 月,46~47頁。21 FASB では,IASB と異なりフェーズにわけず金融商品会計の見直しを行っている。2010年5....

金融商品会計プロジェクトにおけるIASBとFASBのコンバージェンスの状況43日本公認会計士協会出版局,2011年3 月,46~47頁。21 FASB では,IASB と異なりフェーズにわけず金融商品会計の見直しを行っている。2010年5 月にFASB は公開草案「金融商品の会計処理並びにデリバティブ及びヘッジ活動の会計処理の改訂」を公表し,この中で金融資産の減損についての提案がなされた。22 山田辰己(2011年3 月)前掲書 46~47頁。23 この2つのグループは,それぞれgood book とbad book と呼ばれる。24 予見可能な将来期間とは,特定の事象及び状況の具体的な予測が可能であり,それらの予測にもとづいて信用損失の金額を合理的に見積もることができる期間。(IASB,Supplement to ED/2009/12, B11)25 山田辰己「IASB 会議報告(第139~143回会議)」『会計・監査ジャーナル』vol. 23 No. 7,日本公認会計士協会出版局,2011年7 月,43頁。計算方法の事例が,あずさ監査法人IFRS 本部『ケース・スタディ IFRS の金融商品会計』,中央経済社,2011年,244~247頁にあげられている。26 山田辰己「IASB 会議報告(第144~149回会議)」『会計・監査ジャーナル』vol. 23 No. 9,日本公認会計士協会出版局,2011年9 月,43頁。27 3 バケット・アプローチ(three bucket approach)は,金融資産の信用の質の悪化の一般的なパターンを反映するために,3 つの段階を通して会計処理を行うというものである。バケット1 …バケット2,3 の基準に該当しないもの。集団として減損評価を行う。バケット2 …債務不履行の危険性のある特定の資産は識別されないものの,将来起こりうる債務不履行との直接の関係を示すような事象の発生によって,影響を受ける資産が分類される。バケット3 …個別資産の信用損失の発生が予想される,またはすでに起こっていると個別に識別できる情報が入手可能な資産が分類される。(山田辰己(2011年9 月)前掲書 51頁。)28 鶯地隆継「IASB 会議報告」『会計・監査ジャーナル』vol. 23 No. 12,日本公認会計士協会出版局,2011年12月,43頁。29 鶯地隆継「IASB 会議報告」『会計・監査ジャーナル』vol. 24 No. 3,日本公認会計士協会出版局,2012年3 月,71頁。30 同上書 71頁。31 FASB, Summary of Board Decisions, Aug. 1, 2012. (http://www.fasb.org)(2012/10/1閲覧)32 2012年9 月,IASB のスタッフが作成したドラフトがIASB のウェブサイトに公表された。これに対する正式なコメントは募集されていない。2012年第4 四半期中にこのドラフトの内容を組み込んだIFRS 第9 号が公表される予定である。33 IAS 第39号の第9 項において,「ヘッジ手段とは,指定されたデリバティブまたは(外国為替レート変動のリスクヘッジを行う場合のみ)指定された非デリバティブ金融資産または非デリバティブ金融負債で,その公正価値またはキャッシュ・フローが,指定さ