106号

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48 高知論叢 第106号総理大臣副署親任官本省人事局長本省人事課長本省人事課長提出各部隊長官/各人事部局提出天皇勅任 官(総理大臣)陸海軍大臣天皇① 親任官人事② 勅任官人事内々奏(侍従武官長....

48 高知論叢 第106号総理大臣副署親任官本省人事局長本省人事課長本省人事課長提出各部隊長官/各人事部局提出天皇勅任 官(総理大臣)陸海軍大臣天皇① 親任官人事② 勅任官人事内々奏(侍従武官長)親任式/親署/御璽上聞,内奏 上奏侍従武官長裁可/御璽上奏 伝奏親任官人事本省人事局長意見三長官合議報告 意見書任用進級名簿勅任官人事図6 軍高官人事の親裁システム記されている。また『昭和天皇独白録』のなかで一般政務の他に,将官人事や国務大臣の人事に関しても,私は○○を大臣にしたい,あるいは後任に命じたと明確に人事権を行使したと述べている68。68 昭和14年阿部内閣成立時の天皇の発言「私は梅津(美治郎)又は侍従武官長の畑(俊六)を陸軍に据ゑる事を阿部に命じた。」『昭和天皇独白録』文芸春秋1995年7月53頁,昭和15年「こんな大臣は困るから私は近衛に松岡を罷める様に云った」同上書68頁,「私は米内を大臣にし度いと思ふ旨を答へた」,昭和19年小磯内閣時「私は末次の総長(人事)に反対した」同上書115頁,鈴木貫太郎首相就任受諾について「私がすゝめたら承知し