高知論叢107号

高知論叢107号 page 11/180

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高齢者の長期療養ケアに関する一考察9ために必要なこと,⑥在宅生活への移行に際し重要なこと,⑦療養病床の役割(自由記述),⑧介護療養病床の全廃方針への賛否とその理由(自由記述)などについて質問した。回答....

高齢者の長期療養ケアに関する一考察9ために必要なこと,⑥在宅生活への移行に際し重要なこと,⑦療養病床の役割(自由記述),⑧介護療養病床の全廃方針への賛否とその理由(自由記述)などについて質問した。回答者は院長(医師),看護師長,事務職員などである。一方「看護職票」は,①看護職員(正看護師,准看護師)と介護職員(介護福祉士,ホームヘルパー等)の数と内訳,②職種ごとの職務内容(常時行うもの,必要に応じて行うもの),③入院患者の医療区分別の入院必要の有無,④医療区分1に該当する患者の病状・様態,⑤④のうち「福祉施設や在宅で対応できる」とされた患者の今後の予定(退院後の予定など),⑥⑤のうち退院後の予定が未定である場合の理由,⑦在宅ケアの課題(自由記述)などについて質問した。回答者は主として看護師長である。3.「施設票」調査結果の概要(1)病床区分・医療区分の現状本調査の対象は高知県下における全療養病床であるが,調査実施時点(2010年9月)における療養病床を有する医療施設(以下,医療施設と称する)の総数および病床数,病床区分(医療療養病床または介護療養病床)などについて概観する。調査実施時点において,高知県下には94の療養病床を有する医療施設があり,その内訳は病院が86,診療所が8 であった。それらの医療圏域ごとにみると以下の通りである。このうち,本調査に回答し,調査票を返送した医療施設数は病院が26,診療所が2 の合計28施設であり,本調査の回収率は29.8%であった。その内訳は以下の通りである(図表8 ,9 )。図表8 医療施設種別・医療圏域別の本調査回答医療施設数                      (2010年12月時点)安芸中央高幡幡多合計病院0 21 3 2 26診療所0 1 1 0 2合計0 22 4 2 28(回収率 29.8%)