高知論叢107号

高知論叢107号 page 15/180

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高齢者の長期療養ケアに関する一考察13回答(有効回答数24,非該当数1 ,無回答数2 )をみてみる(図表15)。有効回答のうち,「医療区分2 ,3 に該当する状態像を増やす」という回答が45.8%ともっとも多く,次いで....

高齢者の長期療養ケアに関する一考察13回答(有効回答数24,非該当数1 ,無回答数2 )をみてみる(図表15)。有効回答のうち,「医療区分2 ,3 に該当する状態像を増やす」という回答が45.8%ともっとも多く,次いで「医療区分2 ,3 に該当する病名数を増やす」が29.2%を占めた。なお,その他として回答された内容は「医療区分1 の診療報酬を上げる」であった。図表15 医療区分の改善策 もっとも重要なもの度 数割 合医療区分2,3に該当する病名数を増やす7 29.2%病名認定の条件を緩和する2 8.3%医療区分2,3に該当する状態像を増やす11 45.8%算定期間の制限をなくす0 0.0%医療区分そのものを廃止する3 12.5%その他1 4.2%合計24 100.0%さらに,改善策として次に重要なものについての設問に対する回答(有効回答数23,非該当数1 ,無回答数3 )をみてみる(図表16)。有効回答のうち,「算定期間の制限をなくす」という回答が47.8%ともっとも多く,次いで「病名認定の条件を緩和する」が30.4%を占めた。なお,「その他」として回答された内容は「ADL 区分を廃止する」であった。図表16 医療区分の改善策 次に重要なもの度 数割 合医療区分2,3に該当する病名数を増やす0 0.0%病名認定の条件を緩和する7 30.4%医療区分2,3に該当する状態像を増やす3 13.0%算定期間の制限をなくす11 47.8%医療区分そのものを廃止する1 4.3%その他1 4.3%合計23 100.0%③ 医療区分のあり方が問題となる事例最後に,医療区分のあり方について,特に問題となる事例として自由記述方