高知論叢107号

高知論叢107号 page 157/180

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日米開戦前の御前会議と帷幄上奏に関する書誌的研究18表五 昭和天皇への軍人事上奏回数(昭和元年~七年『侍従武官長奈良武次日記』より集計)親任式41陸軍大臣33海軍大臣31親補式22親授式17陸軍人事局長14総理大臣....

日米開戦前の御前会議と帷幄上奏に関する書誌的研究18表五 昭和天皇への軍人事上奏回数(昭和元年~七年『侍従武官長奈良武次日記』より集計)親任式41陸軍大臣33海軍大臣31親補式22親授式17陸軍人事局長14総理大臣7侍従武官長7陸軍大臣代理3総理大臣代理2海軍人事局長1海軍特命検閲1元老1人事局長1陸軍人事課長補佐1陸軍大将1計183八月八日、事件拡大を防止し、「張学良時代より善政を布くよう努めよ」熱河作戦はすでに允しやむを得ない、陛下の責任ではない。4.昭和天皇と軍人事記録二月六日、張学良を満州に復活させることについて陸軍の見解を御下問になる。二月一一日、聖上は財政関係を深く御心配された。二月二五日、参謀本部総務部長の上奏を侍従武官長が代奏する。四月一四日、聖上は御前会議を開いて対露方針を決定したい。四月一五日、参謀次長に委任し、対露「妄りに増兵あらざるべし、彝族を露支国境にまで追撃しないよう」と御指示。以下に、『侍従武官長奈良武次日記』における軍人事関係の日録を抜粋した。同日記には天皇が軍の人事に深く関与していたこと、陸海軍間における人事内奏の範囲の相違、後任侍従武官長人事への不満などが記されている。表四 昭和天皇への作戦奏上回数(昭和元年~八年『侍従武官長奈良武次日記』より集計)参謀総長111軍令部長32参謀次長18海軍大臣10陸軍大臣3関東軍参謀長2参謀本部総務部長2朝鮮軍司令官2海軍司令官1海軍次官代理1海軍大将1外務大臣1閑院宮載仁1関東軍参謀大佐1関東軍司令官1近衛師団長1軍事参議員1軍令部次長1警備司令官1参謀総長代理1参謀本部課長1参謀本部作戦課長1参謀本部部長1師団長中佐1侍従武官長1前参謀総長1総理大臣1台湾軍司令官1陸軍大将1計201