高知論叢107号

高知論叢107号 page 18/180

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16 高知論叢 第107号配置が現行のままなので)。・医療の療養病床は必ず必要である。一般病床(急性期含む)でもなく,また介護施設でもない中間的な患者さんがいる。・事業の継続を考えるとき,転換して経営が成り....

16 高知論叢 第107号配置が現行のままなので)。・医療の療養病床は必ず必要である。一般病床(急性期含む)でもなく,また介護施設でもない中間的な患者さんがいる。・事業の継続を考えるとき,転換して経営が成り立つかどうか。・慢性期病院でありながら,地域民間で唯一,呼吸器装着患者の受け入れをしているなど,現状の病態患者の管理が手いっぱいとなっている。職員配置基準には問題なく,介護施設に一部変換したとして(医療型老健),現在入院中の患者の振り分けは難しい,また介護報酬の減少等々は施設運営に影響を及ぼしかねない。・急性期病床の必要性が増してきたことにある。・コストがかかり,収入減となるから。・有床診療所レベルで新型老人保健施設への転換は制度設計として無理。転換するとすれば医療療養型へ戻るか,一般病床しかない。介護施設への転換はできない。加えて厚労省は介護療養病床廃止の延期に言及しているため動けない。・診療,介護報酬等,経営に不安。医療行政の在り方,介護,政局,先行き見えない。・政府の方針が,これまで朝令暮改のごとく変化したため様子見状態でした。また,経営見通しからも性急な転換は得策ではないと判断している。・当院は神経難病やそれに準ずる患者の入院がほとんどであり,医療区分2 ,3 に該当するため,診療報酬の点からすれば,医療療養病床が有利である。また,もう1 つの特殊疾患病棟との患者の移動により医療区分や各種加算もある程度調整できる。・介護施設への転換は当初から念頭に置いていなかった。方向としては病院として存続させ,病床数の削減を指向している。ただし,未確認部分を含むので,アンケート回答には「未定」と答えてきた。療養病床の点数は急激に低く抑えられており,このままでは経営上の問題を残したままであることも「未定」の中に含む。・急性期病院における平均在院日数の短縮化により,急性期病院での治療後の