高知論叢108号

高知論叢108号 page 102/136

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100 高知論叢 第108号確にして次年度の重点目標を設定している。達成要因の主要なものとして,リーダーの存在が上げられるが,リーダーの不在や後継者不足が嘆かれる市町村,地域が多いなかで,四万十町では,意識....

100 高知論叢 第108号確にして次年度の重点目標を設定している。達成要因の主要なものとして,リーダーの存在が上げられるが,リーダーの不在や後継者不足が嘆かれる市町村,地域が多いなかで,四万十町では,意識的な人材育成が「生活支援サポーター養成講座」という形で各地域に展開されてきた。そして,そのサポーターを中心にどのような活動が各地で実施されたのかを報告し合い,振り返る機会が設けられている。高知県東部の安芸市は,なすびの生産量が全国1位として有名であるが,ここでは小・中・高校生,子育て世代,40~50歳代などを含め,1033名の人から声を反映させて計画が作られた。そして,市内10地区ごとの地区計画を短期・中期・長期に分けて明確にしながら,市全体の地域福祉計画(活動計画との一体型)を同時並行で作り上げた。それを1年間実行してみてどうだったのか,という点検,安芸市穴内地区 計画のふり返り(2013. 2. 27)2 認め合い・理解し合える意識づくり福祉教育活動の実践(小学校児童,PTAの参加を得て車椅子体験や高齢者疑似体験など,障害者・高齢者の理解を深める学習会の開催) ・できたこと 自己評価 100点穴内小学校(20数名):敬老会参加,運動会に高齢者招待,花いっぱい活動・清掃活動,共同募金,防災訓練,防災学習,地域マラソン,子ども神輿,道徳学習,等…学校と公民館が話し合う(よかったこと)保護者含めて協力,子どもからあいさつする,元気になる。いろんな農作物を作り,売る,収入。(課題)安芸市東川地区(2013. 7. 13 -14)「学生と住民が考える地域づくり」地域で暮らしていくうえで困っていることや生活課題・自分自身の病気のこと・雨が降ったら田んぼが浸水しそう,倒木で道が通れない・電話が不通になり,連絡手段がない・鳥獣被害(鹿・猿・猪・鳥)・ハンターの高齢化・山に鹿のフンがある,草殺しによって生水が飲めない生活支援サポーター実践報告(2013. 7. 6)1)Yさん(四万十町窪川地区影野地域)   「地域はサロン」①「おこられるばあ元気で長生き」  欠席時の安否確認,自分たちで企画運営②「うらやましがられる仲間づくり」  子どもの踊り,高齢者どうしの話③「こじゃんと安心」  防災委員,防災マップ④「おまんどこの子」  体操・勉強会で世代間交流:ポイント・「今できる事をできる人が」    ・「サポーターも一緒に楽しむ」