高知論叢108号

高知論叢108号 page 110/136

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108 高知論叢 第108号ミュニティづくりが始められている。イベントの度に声かけがおこなわれ,全84戸のうち20数名が出てくる。こもりきりの人は,ほとんどいないという。宮城県岩沼市も,様々な形で地震の傷跡を残....

108 高知論叢 第108号ミュニティづくりが始められている。イベントの度に声かけがおこなわれ,全84戸のうち20数名が出てくる。こもりきりの人は,ほとんどいないという。宮城県岩沼市も,様々な形で地震の傷跡を残しているが,新たなコミュニティづくりが進められている。ここでも,高齢者から子どもまで集まれる共生型の居場所づくりが個人で進められている。そのような共生型拠点づくりを含む共生の地域づくりへ,新たなコミュニティ形成に向けた模索が東日本被災地域でも進められている。ドイツでも,北東部を中心に過疎化が進んでおり,国の責任で「地域の存続確保のための活動プログラム」が推進されており,各州で大小のモデル地域(150地域)がある。過疎・高齢化を抱える地域が現実を受け入れ,住民が自分達で動かなければ,という意識転換が最も重視されている。これは地域の課題に対して,どういう解決方法があるかを住民が自分たちで提案し,プレゼンテーションをして認められれば,連邦,あるいは州から補助金が出るということで(一モデル地域平均20万ユーロの補助,州からの補助は2014年から),住民の中でワークショップを行い(せいぜい30~40人規模),地域の課題を解決するためのプロジェクトを考えて,そのプレゼンテーションによって採択されれば実行に移す。プロジェクト実行後,その結果についても報告しなければな岩手県大槌町(サポートセンター) 2013. 2. 19 岩手県大船渡市仮設住宅 2013. 2. 20宮城県岩沼市共生ケア 2013. 2. 21託児所・地域交流サロン・デイサービス