109号

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集落活動センターを拠点とする高知型地域づくり23本山町 汗見川地区(集落活動センター)計画が町に提出された。地域住民のなかで,汗見川地区活性化推進委員会の経験があること,汗見川をきれいにしたいという思い....

集落活動センターを拠点とする高知型地域づくり23本山町 汗見川地区(集落活動センター)計画が町に提出された。地域住民のなかで,汗見川地区活性化推進委員会の経験があること,汗見川をきれいにしたいという思いがあること,2008年度以降の空き校舎を活用した体験交流施設「清流館」を運営してきたこと,次世代リーダーを育成したいという思いがあることなどが集落活動センター事業を始める土壌となっていた。住民のなかには,たいへんという思いもあったが,80代の女性が「できる人ができる時に元気でやったらいい」という声が後押しした。集落活動センターは,①特産品づくり・販売,②人口交流・体験,③防災活動,④農産物等の生産・販売,⑤鳥獣被害対策,⑥生活支援サービス,⑦安心・安全サポートの7項目の活動に取り組んでいる。このうち,「人づくり」「健康づくり」の推進部会は⑥と⑦を担い,他の5項目は「地域づくり」推進部会が担っている。集落活動センターは,地域と関わる人をどれだけ作るかという人づくりであり,自分たちで楽しみながら課題を解決している。活性化推進委員会に雇用され,集落活動センターに専念する事業推進員も県外出身で,当初はふるさと応援隊として3年もいるつもりはなかったが,地域の人と一緒に活動する中で馴染んでいったという。暮らしを変えるつもりで足元を見つめながら企画提案し,時期が重なり,どぶろくの製造にも協力することになった。町に雇用される「高知ふるさと応援隊」(本来,集落活動センターだけではなく守備範囲が広い)も,県外から嫁いで移住してきたなかで,応募したという。味噌やこんにゃくづくりを目の前で見てきて,自発的に活動の対象を集落活動センターに当てていった。子育ても地域から助けてもらい,恩返しの気持ちで今の環境を次世代に残したいという。活性化推進委員会とも一緒になって活動している。活性化推進委員会は,60代が少なく,70代以上が多いが,50