109号

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集落活動センターを拠点とする高知型地域づくり27果,住民の買い物や移動(ガソリンスタンド)の問題を解決すべく,住民の多くが株主になって(地区内96世帯と地区外12世帯で700万円の出資),大宮産業が発足した。....

集落活動センターを拠点とする高知型地域づくり27果,住民の買い物や移動(ガソリンスタンド)の問題を解決すべく,住民の多くが株主になって(地区内96世帯と地区外12世帯で700万円の出資),大宮産業が発足した。生活日用品店とガソリンスタンドの経営以外に,大宮米の流通販売,交流イベントなども展開されるようになった。② 活動の現状・内容と住民参加四万十市西土佐 大宮産業(日用生活品店)2010年1月に大宮地域を活性化する委員会が立ち上がり,大宮小学校廃校後の校舎活用や体験交流のアイデアが出された。2012年度からは,集落活動センターの発足に向けたワークショップが始まり,100名以上の住民の参加が見られた。その中で,地域の生活課題として,生活支援サービス,安心・安全サポート,集落活動サポート,農産物等の生産・販売,交流・定住サポート,防災活動,後継者問題,雇用問題,教育・保育問題など10数項目があげられた。それらの課題を整理,評価(可能性,必要性,緊急性,経費の基準で住民がみんなで評価した)するなかで,2012年12月には,大宮地域振興戦略会議が立ち上がり,「生活福祉部会」,「環境部会」,「農林部会」,「加工販売部会」,「体験交流部会」の5部会から構成された。さらに,その大宮地域振興戦略会議を中心に,各地域団体,役員会をも包括する組織として,大宮地域振興協議会が2013年1月に設立された。そして,集落活動センターは2013年5月に発足するが,同センターの取り組みは,この大宮地域振興協議会,具体的には,大宮地域振興戦略会議の各部会によって推進されることになる。各部会は週1回のペースで開催され,部会のメンバーは前向きに参加している。最も多かった時期には960名であった人口が現在は300名を割るようになり,今のうちにしておかないと5年~8年後どうなるかわからないし,住民が協力して安心できる地域にしたいという思いがあった。