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集落活動センターを拠点とする高知型地域づくり33課題に優先順位をつけるようにした(2014年度~)。産業の8割は農家であり,直販所は活性化協議会が担っている。合い言葉としては,「年金+30万円」がめざされてい....

集落活動センターを拠点とする高知型地域づくり33課題に優先順位をつけるようにした(2014年度~)。産業の8割は農家であり,直販所は活性化協議会が担っている。合い言葉としては,「年金+30万円」がめざされている。「夢部会」の活動は現在のところボランタリーであるが,そこが利益を生み出すことで「支え合う部会」と「集う部会」の活動資金が確保できるようになればよい。(4)土佐町石原地区集落活動センター土佐町は,四国の中央部に位置する山に囲まれた所で吉野川の源流域にあたり,高知県北部中央に位置する。町面積の85% が山林である。標高300~500m であり,土佐町で最も高い山の稲叢山は1,506m ある。平均年間降水量は2,500㎜で四国の水がめと言われる早明浦ダムがある。土佐町は,2013年3月31日現在,総人口は4,245人(県下34市町村中23位),高齢化率40.8%(県下8位),年少人口(15歳未満)割合9.1%(県下22位),生産年齢人口(15~64歳)割合49.4%(県下28位)という状況にある(注8)。以下の通り,筒井良一郎氏(いしはらの里協議会会長)ならびに集落支援員の山下秀雄氏(土佐町社会福祉協議会会長)に聞き取り調査(2014年7月12日)をした結果を示す。① センター設立までの背景・経緯石原地区は人口381名,186世帯,高齢化率45.1%の地域であり,東石原,西石原,峯石原,有間の4集落からなる。集落活動センターだけでなく,国の補助金(総務省自立活性化事業)も昨年(1000万円)と今年(900万円)受けている。直販所「里の店」も設ける予定であり,みんなから出資金を集めたい。実質的に,昨年11月から農協から店舗を借りており,1 日の売り上げ5 万円で店員2名を雇う。高齢化の進行,農協の店舗の合理化・整理の話が出てきたこと,高齢者の移動の問題が集落活動センターのきっかけとなっている。教育熱心な地域で,校舎だけが残っている。2011年11月に副町長から,集落活動センターの話を受けたが,運動会を50回