109号

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34 高知論叢 第109号以上やってきたので,副町長もやれるのではないかと考えた。150年前の校長が地域の有力者から山や土地を提供され,小中学校や保育所に必要な経費はすべて,4つの集落から構成される「校こう下....

34 高知論叢 第109号以上やってきたので,副町長もやれるのではないかと考えた。150年前の校長が地域の有力者から山や土地を提供され,小中学校や保育所に必要な経費はすべて,4つの集落から構成される「校こう下か 会かい」から支出されていた。今は,運動会と敬老会が「校下会」の大きな行事になっている。2011年12月から2012年3 月にかけて,「これからの石原」を考えるワークショップが30回以上開かれた( 1 回当たり15名~40名程度参加)。その中から,「直販部」(直販所の設置,集出荷の仕組み),「共同作業支援部」(集落の共同作業支援や人材派遣などの仕組みづくり」,「エネルギー部」(小水力や再生可能エネルギーの利用),「集い部」(既存の集いの維持や新たな集いの創出)が始動した。4つの部会の連絡会を核とする「いしはらの里協議会」は,「校下」住民約400人全員が会員となっている。② 活動の現状・内容と住民参加2012年4 月に集落活動センターについての検討会が始まり,組織体制の検討や各部落への説明がおこなわれた。同年7 月にはセンターが開所し,高知ふるさと応援隊が事務局に配置される。その後,「いしはら七夕まつり」,県外大学生を交えたワークショップ,「秋のよさく市」,「嶺北一のイルミネーション」などが開催されていった。2012年4 月から農協の合理化方針により生活店舗の営業縮小,ガソリンスタンド等が休止した。それをふまえて,2013年2 月に「いしはらの里SS」(ガソリンスタンド兼生活日用品店)がオープンした。同年5 月からは,ホタル観察もおこなわれるようになった(集い部会)。土佐町 石原地区(生活日用品店)各部会が徐々に独立していってくれたら,という思いがある。筍寿司,山菜料理,里芋などは校庭で売ることも考えれる。「直販部」で20~30名程度の