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集落活動センターを拠点とする高知型地域づくり37① センター設立までの背景・経緯少子高齢化で60~70代が7 割程度を占め,住民アンケートでは,移動が不便という声が多く,診療所も週3日,医師1名という状況であ....

集落活動センターを拠点とする高知型地域づくり37① センター設立までの背景・経緯少子高齢化で60~70代が7 割程度を占め,住民アンケートでは,移動が不便という声が多く,診療所も週3日,医師1名という状況である。「不便」が最も多いのが松原地区であるが,それを解消すれば住み続けたいという愛着心を持つ人が最も多い地区である。集落活動センタ一が立ち上がる以前に,「松原まろうど会」があり,森林セラピーロードの保全をおこなってきた。深緑まつりには150名くらいが来る。NPO「絆」は,初瀬地区と松原地区が協力して立ち上げられ,松原地区内は片道700円,梼原町内では片道1500円で移動支援をおこなっている。数年前から,配食サービスも始めている。この地区には,いきいきふれあい広場があり,松原まつりがおこなわれ,自主防災組織もある。② 活動の現状・内容と住民参加松原地区 集落活動センター(ガソリンスタンド)2013年1 月に集落活動センターが立ち上がる。集落活動センターが立ち上がるきっかけは,ガソリンスタンドが消防法の関係でなくなるということであった。タンクの切り替えが必要であったが,個人では無理であり,地域で取り組む必要があった。西土佐大宮地区の取り組みから学び,2013年に(株)まつばらを立ち上げた。150世帯中103世帯,295名が出資した。一口1万円で合計600万円を地元から集めた。行政からサポートを期待できない状況であったので,集落活動センターを立ち上げ,行政サポートもそこから入るようにした。松原地区の中に6集落があり,区長→集落代表→各集落へ連絡が回り,集落活動センター推進委員会が継続して取り組んでいる。住民約30~40名が関わっている。高知ふるさと応援隊としては,自由にやってくれ,と言われており,高齢者の生きがいづくりや直販所への運搬を担い,集落活動センターへの関わりはコーディネーターのような役割になる。今までやったことのないことばかりで