109号

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38 高知論叢 第109号あり,一緒に成長している。とくに接客,地元の人と関わる能力の有無がポイントになる。県がやっているふるさと応援隊の研修など,たくさん受けた。集落活動センタ一の目標のうち,「鳥獣被害対....

38 高知論叢 第109号あり,一緒に成長している。とくに接客,地元の人と関わる能力の有無がポイントになる。県がやっているふるさと応援隊の研修など,たくさん受けた。集落活動センタ一の目標のうち,「鳥獣被害対策」では,有害鳥獣(シカ,イノシシ,サル, 梼原町 松原地区 集落活動センターハクビシン,カラス)の網を張った。「複合型燃料安定供給」では,ガソリンスタンドの運営や農業用品を扱う。「生活支援」では,有償運送や配食サービス(毎週木曜,20名程度)を担う。「集いの場・健康づくり」では,いきいきふれあい広場をおこなっている。個別におこなっている活動を集落活動センタ一として集約し,(株)まつばらとして運営していく,という意味合いもある。「人づくり」に関しては,学生の受け入れの依頼を受けている。全国各地からの大学生の農業体験も受け入れている。③ 今後の課題と方向ガソリンスタンドだけでは赤字の状態であり,今年11月に複合型施設(レストラン,加工場,野菜等の直販所)を建設予定である(集落活動センタ一予算)。複合型施設の話し合いは毎週やっている。野菜の直販(庭先集荷)は週2回,進める。レストランでは,あゆの商品化を進める。加工場では,どぶろく特区の申請中である。その他の観光部門も考えている。複合型施設は,今年11月に地元向けにオープンし,来年4 月に本格スタートする。高齢者は移動販売中心であり,複合型施設ができると利便性が高まるうえ,集荷すれば,40名程度出荷の可能性もある。今後の課題としては,高知ふるさと応援隊の引き継ぎ,人材育成(農業でIターンしてきた人もいる),20~30年後の地域(60~70代が中心であり,空き家だけの地域もある)を見据えた取り組みである。町が空き家を10年間,無償で借上げ,月1.5万円の家賃で貸している(すでに3戸回収して貸しており,今