109号

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75 資 料高知大学経済学会前史稿   旧文理学部時代から人文学部改組まで   田  村  安  興  序本稿は広く高知大学史を含んでおり,高知大学経済学会運営委員会の意向を受けて取りまとめたとはいえ,そ....

75 資 料高知大学経済学会前史稿   旧文理学部時代から人文学部改組まで   田  村  安  興  序本稿は広く高知大学史を含んでおり,高知大学経済学会運営委員会の意向を受けて取りまとめたとはいえ,その内容に関する責任は筆者自身にある。高知大学の人文系学会は,昭和25(1950)年に設置された高知大学国文学会が嚆矢である。次いで高知大学英友会,経済学会,海南史学会,さらには高知人文社会科学会が設置された。旧独文専修も日独協会等を基礎として幅広い社会活動を行っている。いずれも学生・卒業生を含めた社会に根を張った組織であり,今日まで特筆すべき業績が蓄積されている。もとより大学教育は,幅広い教養をもった社会人を排出するための教育が必要であるが,先ずは自らがオンリーワンの研究者たらざれば高等教育組織としての社会的責任を果たすことができない。本稿は,高知大学経済学会設立以降の歴史のみならず,高知大学開設以降における社会科学分野組織の歴史的経緯を含んでいる。しかし経済学会開設以降のデータは比較的よく残っているが,それ以前については『高知大学30周年史』以外はほとんど記録が残されておらず,高知大学本部庶務課の倉庫にわずかに保存されているだけであった。高知論叢(社会科学)第109号 2014年10月