ブックタイトル110号

概要

110号

44高知論叢第110号むアクションプログラム「Aktionprogramm Regionale Daseinsvorsorge」（以下｢プログラム｣）の試行に取り組んでいる20。同プログラムは，21地域をモデルとして始まった研究プロジェクトで，連邦政府から予算，専門家による支援が行われる。プロジェクトの期間は3年間で，自治体間での協力，郡での参加，複数の郡で協力して参加するなど主体は多様で，各地域が自らテーマを考え応募するものである。150の地域から応募があり，審査の結果，21地域が採用された（表1参照）。採用された地域については，ある程度州のバランスが配慮されているが，州によっては積極的に運動したところとそうでないところがあるため，採用地域数に差が出ているということである21。表１アクションプログラム計画地域と重点課題1地域名Kreis Schleswig-Flensburg2 Amt Peenetal/Loitz3RegionalerPlanungsverbandWest-mecklenburg4 LandkreisUckermark5 Oderlandregion6 Spreewalddreieck7Landkreis Elbe-Elster所属州計画主体の性格人口数（人）人口密度（人/km2）シュレスヴィヒ･ホルシュ郡198,25095タインメクレンブ自治体間ルク･フォア連携ポンメルン6,700 39メクレンブ地域間提ルク･フォア携組織ポンメルン481,00069ブランデン郡ブルク198,25095ブランデンブルクブランデンブルクブランデンブルク自治体間連携自治体間連携31,000 3834,500 84郡112,142 59重点課題高齢者･障がい者，労働市場，青少年･家族対策，文化と教育，ブロードバンド，医療，買い物，公共交通世代を超えた共同の生活，共助･名誉職，教育，保育，医療，救急，移動，校外活動生涯教育，医療，高齢者の生活支援高齢者の生活支援，保育，教育，消防と警察，上下水道消防･災害救助，教育，保育，高齢者介護，医療，公共交通教育，医療･介護，保育，公共交通･通学自治体サービスの保障，社会的自由の保障，必要に応じたインフラの保障20Dehne［2012］S. 37.212013年3月7日，ベルリン･ブランデンブルク州共同州計画局・Uwe Ruhl氏へのヒアリング調査より。ブランデンブルク州はプログラムへの積極的な応募を促したので，州内から20地域の応募があり，州全体で最も多い4地域が採用されるに至ったとのことである。