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110号

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概要

110号

委員長,大学院教務委員長等を歴任されました。とくに高知大学と高知医科大学との合併とその後の国立大学が法人化される転換期におきましては,高知大学にある10箇所の教育・研究センターの改革に努力されました。また,生涯学習教育研究センター長として務めた時期においては,市町村との連繋講座の拡充を行ない,地域の生涯学習教育の発展に多大な貢献をされました。学外では,高知県道路懇談会会長,高知市中山間審議会会長,土佐経済同友会幹事・商業地域委員会会長,高知県商工会合併協議会会長,高知県卸売市場審議会会長,高知市中央卸売市場開設運営協議会会長,高知市合併協議会委員,高知県総合計画商業部会委員長,高知市立自由民権記念館運営委員,高知市文化振興事業団評議員・理事,高知市スラバヤ市友好協会副会長,生活協同組合理事長・理事を務められ,高知県の文化的,経済的発展のために専門的見地から多大な功績を残されました。また,高知県は田村先生の出身地であることから,先生の地域感覚やご人脈に加え,長年の調査から得られた知見は,多くの同僚研究者の道しるべとされてきました。また地域の機関や人々と本学の研究者とを連結する役割を率先して担ってくだいました。このことは,大学,地域社会にとって,重要なことであったと感じております。最後に,田村安興先生が32年間の永きにわたり大学の発展に尽くされたことに感謝申し上げます。特に,定年を迎えられてからも学部・学科の運営に力を注いでくださり,後輩研究者を援助してくださったことに対するご恩は忘れません。さらに,高知大学経済学会においては,最後まで発展に尽くされ,研究に対する真摯な姿勢を見せ続けてくださいました。このたび,先生は大学をお去りになられますが,これからも経済学会員として末永く,社会科学の発展にご尽力いただきますことをよろしくお願いいたします。??読者の皆様へ巻末のインタビュー記事で,田村安興先生の豊かな人間性について触れることができますので,是非ご覧ください。??