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110号

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概要

110号

土佐藩領の湊に関する覚書67を以江戸へ早着毎々之儀ニ御座候」「尤土用へ入候而は東風と申替リ之番之浪立申候間,見切肝要之御事」7月上旬~中旬送まぜ6月中旬8月同上「七月日和ニ江戸廻之御船ハ時分能御座候御事」「七月日和送まぜと申番之風中旬迄ニ二廻リも吹申候,此日和を以江戸へ早着仕申候御事」「右帰帆は八月入番之東風気ニ早上下毎々之儀ニ御座候御事」8月×××追まぜ風の吹戻し「八月日和ニ江戸廻之御船ハ時分悪敷御座候御事」「八月日和ハ前五月より追まぜ風之吹申番ニ御座候へハ,此風之吹戻し東風吹と申番ニて御座候,其上此月ハ時化み番ニも御座候へハ,旁以御船海上ハ何も遠慮仕候。併年ニ寄ませ風少々吹申事も御座候へとも,其分江戸表ハ珍敷御座候而専永廻ニ成申御事」9月初西10月星の入り「九月日和ニ江戸廻之御船ハ中分ニ奉存候御事」「九月ニハ初西と申風之番ニ御座候へとも不吹時も御座候。尤番之風吹申候得は成程も江戸早着仕候御事」「右九月日和ニ江戸着帰帆之義,十月ニ星之入と申東風ニ仕合申候へハ早上下仕候。若此日和見損し或取はづし申候へハ,十一月より明ル正月中旬迄西風之番ニ押へられ,二月三月之中帰帆大義ニ而,永廻船ニ相成申候御事」10月~12月2月~3月初「十月末方より極月迄江戸廻之御船時分宜敷御座候御事」「但着ハ西風時分ニ御座候を以,右三ケ月之中は海上之遠慮無御座候御事」「右月江戸帰帆ハ明ル二月三月之初方ニ而御座候。尤九月十月仕立之船,極月之中ニ帰帆仕儀も御座候へとも,珍敷分ニ御座候御事」注「江戸廻御船仕立之事」(『憲章簿第2巻』178~179頁所収史料)より作成。