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概要

110号

80高知論叢第110号の記事に依れば,以後「県人会」は,地方支部の設立・活動を拡大する一方,凡そ1月か2月を含め年2回程定期的に又会場も徐々に固定させ,更には高知県からの来賓も招待するなどして開催されていたのではないかと考えられる。◆1912(明治45)年2月3日最近の台南台南県人会□は三日午後六時より御影花壇に於て新年大会を開催する筈なり◆1916(大正5)年4月22日高知県人土陽会□本二十二日午後六時北門口街花家にて高知県人より成る土陽会共進会■光■として高□知より南□会議□代表者宮地春治□氏外各商業組合代表者八名来台の歓迎を兼ね懇親会開催の由◆1924(大正13)年1月18日高知県人会□高知県人会では十九日午後六時より花屋に於て新年宴会を開催する由会費金四円で希望者は栄町松田歯科医院に申込まれたいとこうした動きは,1930年代前後家族としての定着が個々に進んだ結果であろうか,「家族会」を出現させ,「支部」の「家族会」も徐々に拡大していったと見ることができる。1929(昭和4)年1月28日に掲載された「台北高知県人会」の記事に「会員は家族連れで続続集まり定刻約四百名に達し……」との文章があることは注目される。◆1929(昭和4)年1月23日高知県人家族会高知県人会では来る二十七日日曜日午前八時より午後四時迄の予定にて恒例の新年家族会を鉄道ホテル余興場に催すことゝなり準備中であるが出席会費は一家族につき二円成可く多数県人の出席を希望してゐる◆1929(昭和4)年1月28日台北高知県人会高知県人新年家族会は二十七日午前九時から鉄道ホテル余興場に於て催された朝から生憎の雨にも拘らず早くから会員は家族連れで続続集まり定刻約四百名に達し岩本会長の挨拶会事報告等あつて模擬店開かれ余興に移り春花連中の手踊りに次で本年の新趣好である南門大正町大稲?,万華,城