ブックタイトル高知論叢111号

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高知論叢111号

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概要

高知論叢111号

110高知論叢第111号市内で42名のボランティアがこのセンターに登録している。主として高齢者グループが登録対象とされており,1名(17歳)以外は,65歳~85歳である。このセンターは2011年にオープンしたが,それまでは,退職者協会等を通じて友人サービスをやっていた。良い意思をもつ人がボランティア活動に参加している。ウェブサイトや友人を通じて,あるいは電話でセンターにアクセスしてもらい,何を行いたいかを面接する。たとえば高齢者の特別住宅や自宅を訪問して活動する場合,最初はスタッフについていく。紹介状が必要な場合もある。センター内にはカフェがオープンされており,慣れていない場合は,互いにそこで知り合う。ミーティングルームは,認知症コーディネーターや赤十字団体,ボランティアにインタビューするためによく利用する。オープンスペースは,部屋全体がコーヒーショップになることもあれば,読書,会合,復活祭の準備,理学療法・作業療法の訓練の場に使われることもある。壁面に1週間の高齢者の会合やシニア体操などの予定が張り出されている。ボランティアセンター市がおこなう業務(調理や介助)以外の活動として,ソーシャルなコンタクトをとるために,訪問,散歩,新聞の読み聞かせ,居心地良く仕事ができるようなサポートをしたり,一緒にパンを焼いたり,一緒に歌を歌う。話し合いたいことがあれば,取り上げる。たとえば,認知症の疑いがあれば,コンタクト